アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

カルメン合唱(2) コトバの収納計画

2010年03月07日 | 合唱
午前中からバイオリンしょって家を出た私(大丈夫です、ちゃんと合唱の記事になりますよ)

前に駒を削ってもらった工房で弓の毛替えをしてもらって、そのまま合唱練習に出る計画。毛替えは初めてで、どのくらい余裕を見ておけばいいかよくわからないので、どうせならひとりでゆっくり外食(^^)や買い物などできるようにと早めに出発。

お昼すませた時点でまだ一時間近く余ってたので、買い物よりやっぱり弓を早速試したくって、近くのカラオケ屋を探したら(携帯で店を検索したのって初めて)、場所はすぐ見つかったけど、なぜか看板だけあってもぬけのから。改装中?? つぶれた??

それでしかたなくそのまま練習場所へ。ついてみると、とりまとめの方が一人で準備中。カルメンをピアノで弾いたり事務作業をしたりしていらっしゃいます。それで、その方に断ってそこでバイオリンを弾かせてもらいました。弓はずいぶん持ちやすくなりましたよ…ってかこれがふつうの状態なのか…変な持ち方の癖がついちゃったから直さないとな~

しばらくすると、みんながぱらぱら到着して、さすがにバイオリンを弾く感じでもなくなったので、その後は練習が始まるまでCDのラベル切りの内職(*)をしていました。

練習は、やはり体操から。肩、首など上半身中心でゆるめていきます。「アキレス腱とかはやらなくていいよね、サッカーするんじゃないし」と指揮者の方。まぁ合唱で足をくじいたとかあんまり聞きませんが(^^;; でも全身はつながってるから。足首回しとくと上半身も違うかもね(笑)

発声練習では、前回もやった「ドレミファソファミレド(→半音上げ)」のほかに、「もっとゆっくり伸ばすのもやりたいね」という指揮者さんのリクエストにより「ソーファミレド(ゆっくり下降する音階)」などもやった。なんでも、音が下がるときに、体というかイメージまでだらーんと下げちゃうと、でんでろれんになっちゃうので、音の下降のときは上がるイメージ、逆に音の上昇のときは上ずらないようにすっと落ち着けていくイメージが良いそうです。意味わかんないけど、やってみるとなんかそんな感じ。

高い声は相変わらず出ないんだけど、やっぱり気持ちのうえでしっかり準備するというか、狙って出すこと、声の出し方について形で認識しておくことが大事みたいです(高い音に飛ぶときに、手で声帯の形が切り替わるかっこうを作るのとかを教わった)。

歌は、まず前回やったところ(最後のシーン)のおさらい。前回と違って、歩きながら歌ってみるのもやりました。実際にも、舞台袖から現れながら歌うので、歩けた方がいいんだそうです。最初みんなそろそろと歩いてましたが、行進みたいに元気に歩くのもやってみました。なんとなく板についてない感じではある…自分を捨てきれないというか(^^;;

そして、どんどん新しいところに進んでいきます。新しいところといっても、p414から(No.29 「行進と合唱」の49)はさっきやった旋律と基本的に同じで、調が違うだけ。これなら楽勝?? と思いきや、コトバがうまくおさまらなくてぐだぐだ(-_-;;

(さぁ)(エ)(スパ)(ダ)…
(さぁ)(エス)(カ)(ミ)(リョ)…
* 括弧は音符ひとつ分

そうだ、電車の中では音程だけをふんふん聞いてわかったつもりでいたけど、歌には歌詞があるんですよね。これを所定の位置におさめるにはそれなりに練習が必要なので、まずは節をつけずに(お経読み)みんなで歌詞をリズムに乗せる練習。

さらに、かっこよく歌詞を入れていくためには、細かい調整が必要で、そのあたりって楽譜には書かれていない部分。つまり、本来は、「音取りまでは一人で練習でもできるけれど、言葉は現場合わせ」。みんなで集まって練習しなきゃいけないのは、特にこの「コトバの収納計画」の部分だったんですね。

例えば、付点(タッカ)のリズムは、定義どおり3:1と思うよりは気持ち鋭く。「タッカ」でひとまとまりととらえるより、「カ」の部分を次とセットにするように。あと、四分音符に二文字が割り振られているようなとき(「そらに」の「らに」)は、八分音符二つがあるものとして考えて均等割り。

それにしても、日本語の歌詞って元からあったものではないし、どうにもうまくおさまらないところもけっこうあります。結局、「(気)(を)(つけ)(ろ)」のところは「(つけ)-八分音符」がどうにもならない感じなので、「(ご)(よ)(う)(じん)」に変更することに。

最後、時間がなくなって、ハバネラはやらないのかなと思ったところ、駆け足でやりました。耳にとっても馴染んでいる旋律だけど、あの、半音ずつ降りてくるところは歌では意外とやっかいで、音程があやふやになったりします。そこを、よく狙って降りてくると同時に、途中の「ファ#」を特に目安にするとよいそうです。
#そうそう、オタマトーンでやっても音程取りにくいところなんですよ

二時間たっぷり、これはだいぶ疲れますね。前回は、時間枠が同じでも、説明が長かったからね。今回は、ちゃんと声部で旋律が分かれて合唱らしくなったので、ぴたっと合ったときは、ほんと気持ちいいね~(^-^)
#合わないときは…苦笑い…

---- 今日の練習メモ
・体操/発声
・No.30 二重唱とフィナーレ 88 (p.451) 復習、歩きながら
・No.29 行進と合唱 47~53 (p.411~419) 歌詞の入れ方、かっこいいリズム
・No.5 ハバネラ 77~81 (p.60~65) 半音ずつ下がるところの音程のとり方


指揮者の方からおみやげのご当地プリッツ。豆っぽくてウマー。


(*) 練習用のカラオケCDは、そのコピーもラベル印刷もぜんぶ手作り。ラベルは写真入りでかっこいいのが作られていたのですが、それを寸法にカットするところが済んでなかったので、ささやかながらお手伝い。
コメント (2)
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