アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

テンポ、拍節感(ラヴェルソナチネ二楽章)

2020年03月10日 | ピアノ
さて昨日の続きですがいよいよ濃いぃところに差し掛かります。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←何回かかるかわからないこのシリーズ…




以下、またまたなっがーいんですけど、要するに「拍節感」をどう維持していくか、
意図的にリタルダンドなどする場合を除いてはテンポもきっちり。

そのへん(インフラ)ができてないと作曲者が意図した構造やら音響やらがみえてこないわけで、
まぁほんとおっしゃるとおりで…

-------
13-22小節

 14小節の装飾音は拍の前でも、拍に入れてもいいのかもしれませんが、全体の拍が装飾音のために伸びないように処理すべきだと思います。私の演奏では拍の前に入れています。13ー22小節は4/2/2/2小節というフレーズ構造になっているように私は感じますが、拍の緩みがあるとその最初の4小節のフレーズが4小節のまとまりとして知覚されなくなると思います。同様に17-20小節に4回出現する右手のアルペジオも全て同じように、できるだけ素早いタイミングで規則的に弾くべきと考えます。

23-38小節

 23小節のppの表現は明晰で素晴らしいのですが、1拍目のテンポが伸びすぎてしまい、拍節感が解体しています。私はむしろこの小節の前の22小節の3拍目のあたりにrit.がかかるようにして、23小節のppを表現した方が、拍節感を維持し、無駄がなく、引き締まった演奏になると思います。
 ある作品の演奏とは、その作品の「音響構造の現実化」です。曲全体で、一つの作品ですから、曲全体で「一度だけ使う表現」、「特別な表現」、「各々のフレーズ構造の関係づけ」、「クライマックスの位置」などを把握して、それに見合った表現を意識的に選択する必要があると思います。更に言えば、「主題的な部分」、「推移的であり、主題的ではない部分」、「緊張感の高い部分」、「緊張感よりも自然に流れることが大切な部分」などがあります。それらを統一することを可能にするのが「拍節感」です。
 部分部分での細かすぎるテンポ変化は「一定の拍節感」がないと、制御するのが難しいと思います。なので、ピアノ練習とは、できるだけ同じテンポを保って、指や音形の都合によるテンポのブレや、小さなフレーズにおける「全体に寄与しない誇張」を注意深く避ける作業、だと思います。練習においては、できるだけ弾きにくい箇所でも、特にテンポ変化の指示がない場合はテンポをキープすることをおすすめします。それが「一曲全体の把握」=「その作品がその作品である意味」の理解に繋がると私は思います。
 この23-38小節のフレーズ構造は、「4/3/3/2/4」という小節数で構成されていると私は解釈します。特に注目したいのは両端の「4」に挟まれた、真ん中の「3/3/2」という構造ですが、同じ旋律が音域を上昇させながら、三回繰り返されるという構造を持っています。この繰り返し構造の規則的な変化をきちんと演奏で表現するためには、これは、「ppp→p→f」という指示の通り、音量を一直線に増大させ、33小節で間を取り過ぎないことです。ちなみに33小節の和音による装飾音は、この「f」をはっきりさせる効果があります。そのためにもの33小節は鋭く装飾音を弾き、テンポを引き締めた方が良いです。
 この「3/3/2」の構造は、次の「4」の「ff」に向かいます。もしこの23-38小節のフレーズ構造「4/3/3/2/4」でルバートが許される箇所を書くならば、「4/(poco rubato)/3/3/2/(pochiss. rubato)/4」となりますが、一回目の「poco rubato」は「4」の構造を閉じて、「3/3/2」の構造に入るためのルバート、二回目の「pochiss. rubato」は、クライマックスの「4」の構造を際立たせるための、極僅かなタメのようなルバートです。
 そしてこの部分のフレーズを集結させる、クライマックスの「4」は興味深い「繰り返し構造」から作られています。おそらく、35、36小節の途中までは3/8で捉えられるのですが、36の途中か37小節からは2/8で捉えた方が自然です。そして注目したいのはこの部分が「ラ♭」と「ド」の二音の繰り返しになって、成長を停止することです。そしてラヴェルが書いているように「rall----」というテンポ変化があります。この「rall----」によって、その前の「3/3/2」で醸成された大きな興奮は、繰り返しとそれに伴う、拍の混乱によって解体してしまい、次の神秘的な本当のクライマックス部である「39-44小節」に漸次的に移行するわけです。
 このような構造に対して、演奏にできることはフレーズ構造の把握に基づく「強弱」と「テンポ変化」の遵守だけです。特に「rall----」を意識して弾いてみてください。
-------

私はそんなにテンポでたらめ派(←どんな派)ではないのですが、この箇所でなんかあやふやな雰囲気になってしまっているのはなぜかといえば、
・装飾音
・バラして弾くアルペジオ
・音が飛ぶ
・音が「なんだっけ」になるw

要するに、音を探しているか、お指の都合で、なんかわけのわからんことになっていることが多いんですね。それを、ルバートのふりしてごまかしたりしてると(爆)趣味の悪いルバートみたいに聞こえることも。

それで昨日は「ちょびっと」ゆっくりメトロノームで地ならししてみたりしたのですが、
うーん、多少よくなったかな…なかなか難しいんですが
装飾音は前に出すようにすれば合わせやすくはあります。それより音が飛ぶところをよく整理しておかないといらん間が空きますね。

「23小節のppの表現は明晰で素晴らしいのですが、1拍目のテンポが伸びすぎてしまい、拍節感が解体しています。」と書かれていますが、実際ここは特に音を探しているところで、メトロノームをかけて練習してみたときには、ここが一番の問題点でした。どう間延びするかは弾くたびに違う(^^;; のですが確かに録音では23小節目の頭の音を打鍵したあとに間延びしていて、これだとおかしいのですね。22小節の最後をほんのわずかrit.するのはおかしくない。

私がよく聞いている野原みどりさんのCDでもそのように演奏されています。ラヴェルはそんなこと書いてないじゃないか、と思われるかもしれませんが、ppにする「気合い」を注入する時間と考えればアリなんですたぶん。

なんだかんだ、弾く都合によるいらん揺れを整理していくとようやく構造の話にたどり着くわけですが、ラヴェルさんはほんと緻密に考えて作られていますよね。なんかこの、作られた美しさ、めまいがするような感覚、時間の伸び縮みや場面転換など、私はラヴェルを弾くたびにアリス・イン・ワンダーランドが思い浮かんでしまうんですけど。



にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 その他日記ブログ 50代女性日記 ←こちらも参加しています


「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ペダル、繰り返し(ラヴェルソナチネ二楽章)

2020年03月09日 | ピアノ
ピアノWeb練習会は、まぁ「弾きっぱなし」が基本なんだけど(通常の練習会だってそうですけどね)、せっかく録音だからちゃんと聞いてもらってコメントもらおうかな…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←ラヴェルのソナチネはぜひ「レパートリー」にしたい。忘れちゃうのはもったいない

練習なんだし…

ということでartomr先生に依頼してみました(有料ただし格安)。

三楽章あるんでそれぞれにちょろっとワンポイントアドバイスもらって。。と思っていたところ、
「まず二楽章分を書いた」というコメントみて「ふぁっ」てなった。

…ながい…

想定外の長さ

もらったコメントはブログに掲載して、こんなふうにアドバイスもらえるよ、希望者は発注してねっ、としようと思ってたところ、
いくらなんでもこれは商売にならへんし、だいいち長さ細かさで「引かれる」わということで、ほかの方にもご案内するかどうかはいったん棚上げし、
何度かに分けて掲載いたします(^^;;

まずは第二楽章の冒頭(1-12小節)


------
 1-3小節はスラー・スタッカートはノン・ペダルで処理してもいいのですが、今のままでは進行感がなく、停滞しているように私には聞こえます。ペダルをつけて音が滑らかに進むように弾いた方が、今の段階では自然になるし、簡単です。
 ノン・ペダルで、この最初のパッセージを弾くのは、指使いと離鍵のタイミングのコントロールにもっと繊細な工夫が必要です。これに関しては、この曲のレッスンの機会がまたあれば検討してみたいですね。おそらく楽譜に指示を書くことができると思います。
 5小節の三拍目の休符の表現は的確で素晴らしいです。言ってみれば、この精度よりも更に洗練された技術が、冒頭三小節のスラー・スタッカートの表現を可能にします。しかし費用対効果を考えれば、ペダルを踏んで、軽いタッチでスラー・スタッカートを弾いた方が私はいいと感じます。
 12小節の繰り返しは必要だと思います。直接この曲のレッスンではありませんが、繰り返しが書いてあるものは、「省略するのをデフォルトにする」のではなく、「繰り返してみるのをデフォルト」にした方がよいと思います。そのような経験を積んでゆくと、「省略可能な繰り返し」と「省略不可能な繰り返し」の基準が自分の中に形成されてくると思います。それは音楽をより深く味わうための大切な感性として、必ず役に立つと思います。
 このラヴェルのソナチネに関しては、繰り返しは、この複雑なフレーズ構造を知覚するために、やはり二回必要だと思います。その知覚とは「初めて聴いた人がわかるため」ではなく、「このメロディーを知っている人が、もう一度繰り返してこのフレーズを聴きたい」からだと思います。シェーンベルクが「ある曲を好きになるのは、その曲を覚え始めることから始まる」と書いていますが、このラヴェルの12小節までの不規則なフレーズ構造を持つメロディーを覚えることは、そのこのフレーズが「不規則なフレーズ構造である」と言葉で指摘しなくても、「その複雑なフレーズ構造を音楽として理解していること」になります。だからここは二回弾く価値があると私は思います。
 同じものを二回聴きたいから、二回とも全く同じように弾いてよいと思います。このような曲は、「二回目の繰り返しを別な様に弾く工夫」は全くいらないと私は思います。
-------

1-12小節は繰り返しが指定されているのですが、本番では三楽章まとめて15分という持ち時間に合わせる必要から、繰り返しなしでずっと練習していました。(三楽章がある程度のテンポで弾けるようになってきたので繰り返してもよさそうですが)

ま、しかし、そーいう都合で決めるものではありませんね本来。はい。

「もう一度繰り返してこのフレーズを聴きたい」というのはなんとなくわかる気がします。私も元々繰り返したい気持ちではあったので(時間の都合を除けば)、ただ、繰り返しのときにまったく同じに弾くのかどうかは先生によって違うことを言ったりするかもしれません。もちろん、古典派あたりまでの曲のように、繰り返しのときは装飾音わんさかつけてとかそういうことではないにしても、「同じ道を二度目に通れば気持ちは違うはず」というようなことがよく言われるのではないでしょうか? 「もしまったく同じように繰り返すとすればそれは不気味な感じを出したいときでは」という意見も聞いたことがあります。artomr先生はまったく同じように繰り返す派ですね(子供の情景の「異国から」のときも同じことをいってた)。

さて難しいのは冒頭のペダルで、上に掲載した楽譜のペダル記号でいえば「スラーだけどスタッカート」の雰囲気を生かすためにペダルがつながらないようにわざわざ書いてあるわけです。おゆき先生はこのペダル記号とも違いほぼノンペダルで美しく弾いてましたけど、artomr先生はたぶん自分で弾くときもほぼつながるように踏んでいました。

まぁ踏んでしまってよければ話は早い、というか私がやるなら素直に踏んだほうがキレイというのは間違いのないところではあります(コスパ良)。


さて先は長いぞ。何日分の記事になるやら


にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 その他日記ブログ 50代女性日記 ←こちらも参加しています


「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第一回ピアノWeb練習会♪

2020年03月08日 | ピアノ
需要あるのか?? どきどき…としておりましたが、急なお知らせにもかかわらず、多様なご参加をいただきありがとうございます(^^)

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←時間と空間を超えて参加できるのがいいところ。

私も今からゆっくり聴きますよ~

2/28の記事「ピアノWeb練習会緊急開催」でご案内したとおり開催いたします!!

第一回ピアノWeb練習会♪

以下、録音リンクは(2)の曲目に貼ってあります(一週間程度でリンク削除します)。(→削除しました)

●エントリーNo.1
(1) かおりんpf
(2) リスト/ 愛の夢 第3番
(3) 予定なし
(4) かつさんに紹介いただきました。
よろしくお願いします❣️

長いブランクを経て 7年前にピアノ🎹を再開し 毎日楽しく練習しています。

これは先月 、スタインウェイのあるホールをお借りして 練習した時の動画です。
音外したり、左手が事故っていたり(笑) してます(=´∀`)
愛の夢が大好き❤と言う気持ちを込めて弾きました✨

●エントリーNo.2
(1) かつ
(2) 有名作曲家/ピアノWeb発表会ようの曲
(3) 4月下旬
(4) 昨年末から譜読みを開始し準備万端だったはずが…コンクールの準備等々で練習→休み→練習を繰り返しまったく完成のめどが立たない!!アンダンテさんのステキな企画のおかげで大幅に仕上がりました!ありがとうございました♪
さて、私が演奏した曲は誰の、何という作品でしょうか?!ピアノWeb発表会までお楽しみに~※ネタバレ厳禁ですよ!

●エントリーNo.3
(1)やぢま
(2)メンデルスゾーン 無言歌集より『夢』
(3)04月29日(エントリーは04月22日まで)
(4)かつさん主催のWeb発表会用に練習中です

●エントリーNo.4
(1) pianon
(2) kissing you des'ree(ロミオとジュリエットのサントラ)
(3) 遊び弾きで、結構難あり。閲覧注意
(4) レオ様とクレア・ディーンズがアクエリアムで見つめ合う映像がロマンチックで、当時の若い二人は、瑞々しくて美しかったですね(遠い目)

●エントリーNo.5
(1)hotglass
(2)ツェルニー100番の69番
(3)いつか「何か弾いて」と言われた時に、あまりクラシッククラシックしてないやつを用意しておきたい
(4)kazさんのブログで紹介されていた動画が、お洒落なジャズっぽくってカッコよかったので、レパートリーに入れたいのですが、後半全然出来て無いので前半だけです。撮って出しなので無編集です。

●エントリーNo.6
(1) ina-kibi
(2) ベートーヴェン バガテル Op.119-1
(3) 未定
(4) 湿った落ち葉を踏みしめて歩くようなイメージを持っているのですが、自分が弾くとふわふわしてしまい、さらに先急いでしまうのがなんとももどかしいです。中間部の和声をテンポの中で美しく響かせるのがこれまた難しく、うっかりするとサーっと通り過ぎてしまいます。私にとっては課題の多い曲であります。もう少し弾いてみようと思います。この企画のおかげで少し真面目に練習できてよかったです^^アンダンテさん、ありがとうございます!!

●エントリーNo.7
(1) ぎんねね
(2) 有馬礼子/貝がら節(鳥取県民謡)
(3) 予定はないです
(4) 人前演奏の予定が全くなく、ピアノ練習熱が下がりぎみです。やる気を取り戻すために参加させていただきました。・・・が、演奏よりも動画の編集やアップの仕方が分からなくなっていて、演奏どころではなくなりました。特に民謡が好きなわけではありませんが、和音の響きが気に入ってこの曲にしました。よろしくお願いします♪

●エントリーNo.8
(1) アンダンテ
(2) ラヴェル/ソナチネ第一楽章第二楽章第三楽章
(3) 3月下旬
(4) 「私の音楽は、解釈するには及ばない。書いたとおりに弾いてくれれば、それでよろしい」とラヴェルさんはおっしゃったそうなんですが、それがね…細かすぎだよねこの人。リアルで付き合ったら大変そう。だけどほんとに緻密な美しさ、珠玉の名品です。移動が激しくて五十肩にはキツい曲でしたが、ここんとこ微妙に軽快してきて、練習可能になりました。

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 その他日記ブログ 50代女性日記 ←こちらも参加しています


「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社



コメント (15)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初見アンサンブルめるちゃん会

2020年03月07日 | ピアノ
今日は元々、少人数練習会を主催する予定で渋谷のスタジオを予約していたのですが、このご時世にわざわざ渋谷でもないかということでキャンセルしまして、

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←鍵ハモのレパばっかり増えていくような…

マイミクさん二人うちに来てもらいました。

二人ともかなり初見きく方なので、伴奏してもらいまくり鍵ハモ吹きまくり
…楽しかった!!(^^)

伴奏してもらった曲

マサさんの これぞ! 鍵盤ハーモニカ ~発表会で楽しむソロ&アンサンブル曲集
・カッチーニ/アヴェ・マリア
ピアノミニアルバム ラプソディインブルー
・ガーシュウィン/ラプソディー・イン・ブルー
バイオリン名曲31選
・フォーレ/夢のあとに
・フォーレ/シチリアーノ
・ラフ/カバティーナ
・チャイコフスキー/アンダンテ・カンタービレ
・シューベルト/セレナーデ


・バッハ/コラール シオンは物見らの歌うを聞けり

これまでに吹いたことのある中で鉄板曲ともいえるカッチーニ、ガーシュウインのほかに、
先日、きーちゃんさんが弾いてたラフ
これは鍵ハモでどんな感じになるか初めてやってみた。
雰囲気はいいと思う…

けど、せっかく盛り上がってきたところで「あっ…ラの鍵盤がない」音域足りなくなってオクターブ下げ

どこからオク下げするかとか計画を練ってからのほうがいいね。

ま、ともかく、この曲をバイオリンで練習したときは(えぇ弾くつもりだったんです)重音で苦労したけど、そのへん楽勝だからイイネ

シューベルトは、初だったけどもとても雰囲気ぴったりで、音域もおさまるし、これはばっちり。

バッハコラールは、前にフェリスのコンサートでパイプオルガン+サクバットという「本物」な演奏を聞いたけども
今日の「ぱちもん」は…??
これはこれで悪くない、かもしれないけどちょっと曲がよくわかってなかった。アンサンブル的にちょっと不思議な曲。要研究

それと、せっかくめるちゃんとやまちゃんいるので二台ピアノ。

お二人は私よりだいぶ初見が聞くのでいろいろ合わせていらっしゃいましたが
私はちょっと…ピアノで初見で弾けるものってほぼないので静観しておりましたところ

グルリット 2台のピアノのための8つの小品

確かに小品、かわいらしくきれいで手軽で
これ、弾けるかも?? とお相手してもらいました。これとてもいいです。練習してなくてもそれなりに、練習すればすぐ弾けそう。

ぜひうちに備え付けておくべき楽譜と判断しましたのでポチりました。次からうちにいらっしゃるときにはこの楽譜に関しては手ぶらでも遊んでいただけます。

それと、スターウォーズと、モーツァルト二台のためのソナタは、前にずいぶん頑張って練習した曲なのですが、今日イキナリではほとんど弾けず、
でもやってみましたできる範囲で…

これやっぱりいいよね、ってことで
次回は「予習ありで」アンサンブルしようって話に。

今日のスターウォーズとモーツァルトは、間違えまくりというか「弾けるところ弾いただけ」な感じでやってましたが、「アンダンテさんて、拍がすごく確かで、私が落ちても音楽ずっと続いてるからやりやすい」的なことをいってもらって

…あれ…一人で弾いてるときは停滞しまくり弾き直しまくりでその癖が治らなくて苦労しているというのに…
ピアノソロのときとアンサンブルのときっと人が変わるよね? そういうことない??


こうやって、誰に聞かせるでもなくお気楽クオリティのゆるいアンサンブルするの、ほんとに楽しい

にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 その他日記ブログ 50代女性日記 ←こちらも参加しています


「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

耳管開放症とのお付き合い

2020年03月06日 | ピアノ
耳管開放症に悩まされている方が、検索していたら私のブログがヒットしたとのことで、どう治したのか聞きたいと…

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←耳の健康は長く保ちたいところです

で、ほかにももしかしてそういう人もいるかもしれないので、せっかくなので詳しく書いておくことにした。

過去記事は
2009年09月19日 親子二代、耳管の不思議
2014年05月13日 チョビくんのご機嫌伺い

さて、これによると2009年の4年ほど前、ということは2005年くらいに耳管開放症をやったらしい。この、最初になったときが一番ひどくて、
・耳のつまり感
・聞こえが「ぼわんぼわん」として、雑音の中では話が聞き取りにくい
・音程が下がる(特に低音域)

ある日、ピアノを弾いていたら、ある音から下が「ぐわん」と捻じ曲がって、というか、めっちゃ下がっていて、
(当時、めるちゃんはいないのでやまちゃん)
「え? そんな狂い方ある??」
と、クラビノーバ(電子)を弾いてみたら同じだけ狂っていた(o_o) おかしいの私の耳のほうやん!!

命に別状ある病気じゃないのだが、とにかく日常すべてうっとおしく、ストレスが溜まる。
そもそも、耳管開放症になる一因がストレスだそうだが、余計ストレスが溜まるのをどうしたらいいんだ。

そしてピアノも弾けない。いや弾けないことはないが、音の狂い方が半端ないので、いくら音程に寛容な私でも気持ち悪くて弾けたものではない。
もしも全体が一様に狂うのであれば、絶対音感のない私なら結果オーケーとなるかもしれないのだけど、
そうではなくて、音の高さによって狂い方が違うので、相対的にもまったく合わないということになる。
ついでに、右耳と左耳でも聞こえる音程が違う。これサイアク。

このころ、ヤマハでピアノを習っていたんだけど、休会にしてもらった。

耳鼻科は、近所の耳鼻科に一度行って懲りた(*)ので、ネットで探して耳管開放症に詳しいところに行ってみた。

とはいえ、何か画期的な治療法があるわけではなくて、漢方薬と、あと温めるくらい。

それで、近くの整体にも行ってみた。それまで、肩凝りがあんまりひどくなったときとか、腰が痛くなったときとかに助けてもらっていたところ。

ウデがいいとは思っていたけど、それは凝りを取るといったようなイメージで、でも耳管開放症ってそれとはまたずいぶん別のような??
だから特に期待していたわけでもないんだけど、結果はおもしろかった。

お、ちょっとすっきりした、という体感で、
外へ出てから試しにPHS(←当時)を耳に当ててみると、「ツーツーツーツー」「ツーツーツーツー」
右耳と左耳の音程の違いが、半分くらいになっている!!

結局、整体に三回くらい行ったらあらかた治った。

ピアノが弾けないほどひどかったのは一か月くらいだっただろうか。

漢方は、効いたのかどうか、体感としてはわからない。
耳鼻科の先生は「整体効いたんですかー、よかった。効くもんならなんでも利用してください」(^^;;

話はそれで終わりではない。耳管開放症になりやすいという性質はずっと残っているようで、その後もときどき具合が悪くなる。

ただ、最初のときほどひどくなったことはなくて、ちょっと「キター」と思うと、
用心したり、整体いったりするようにして自分で「調子をとる」。
(その耳鼻科はたぶん10年くらい行ってない。整体だけで用が足りているので)

たぶんだけど、自分の弱点(耳)をリファレンスにして、大事を取ることは、「一病息災」的な強みでもあるんだと思う。

「用心」というのは、
一般的な意味で健康的な生活(睡眠とか)というのがベースラインで…

絶対に避けるべきは
・深酒
・水分不足

極端に深酒したとき(爆)と、暑い日に文化祭めぐりして飲み物がなかなか買えなかったときは、明確に突然耳の具合が悪くなった経験がある。

あと、たぶんよくないのが
・体重減少
・花粉症

なのでここ15年以上、真面目にwダイエットをしたことはなくて体重はゆるやかに上昇を続けているのでこれはこれで問題だと思うが
耳が具合悪くなるのも怖いので…

ちなみに最初になったときは体重減少+深酒というわりとはっきりしたきっかけがあった。

花粉症は、そんなにひどくないけど持ってはいるので、鼻ズルとか気にならなくても、薬は飲んだほうがよさそう。


(*)…耳のつまり感は、耳管が詰まっている場合と開放している場合の両方で起こる。その判別に、無理やり通してみて(通気)よくなれば、じゃあ、詰まってたほうだね、ってわかるじゃん!! という発想で、ばしゅーとやられて、余計悪くなった。という経験が


にほんブログ村 ピアノ  ←ぽちっと応援お願いします
にほんブログ村 ヴァイオリン ←こちらでも
にほんブログ村 その他日記ブログ 50代女性日記 ←こちらも参加しています


「はじめての中学受験 第一志望合格のためにやってよかった5つのこと~アンダンテのだんだんと中受日記完結編」ダイヤモンド社 ←またろうがイラストを描いた本(^^)


「発達障害グレーゾーン まったり息子の成長日記」ダイヤモンド社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする