アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

真央ちゃんのモーツァルト、幸せ度高い

2020年09月19日 | ピアノ
藤田真央リサイタル@リビングルーム、楽しみにしておりましたがあいにく日中は工事の音がどんどんバリバリ、いまいちちゃんと聞けなかったので今聞き直しております。

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リビングルーム席は、コンスタントに整った環境というわけにいかないところがちょっとね。でも、こうやってタイムシフトできるのは大きなアドバンテージです。それから、真央ちゃんの手がアップになったり、顔が正面から見えたり、見どころに寄って見られるのも、生コンサートにはないことですね。

プログラムは、モツソナK.309で始まりました。
モーツァルトを素敵に弾いたプロなんて今までいくらでもいるだろうし、私がこれまで聞いただけでも何人分もあるわけだけど、その中でも際立って、藤田真央さんのモーツァルトは私にとって幸せ度高い。

なんでこんなにワクワクするんだろう…??

私はそんなにしょっちゅうモーツァルト弾いてるわけではなく、しょっちゅうモーツァルト聞いてるわけでもないんだけど、ピアノとかピアニストについて自分なりの評価…というと言い過ぎだけど好き嫌いを決めるとき、なぜか基準になっているのがモーツァルトで、モーツァルトを弾いて幸せになるのがいいピアノ(だからめるちゃん買った)、モーツァルトを聞いて幸せになるのがいいピアニスト。

今回、藤田真央リサイタルは木曜日のと、土曜日のがあって、少しプログラムが違ったんだけど、もう迷わず土曜日(木曜日は仕事だってのもあるが)。モーツァルトはこっちだけだったからね。

それと、度肝を抜かれたのがアルカン。これまでオールアルカンのコンサートに何回かわざわざ足を運んでいるくらいで(^^;; 今回の「短調による12の練習曲」から第12番「イソップの競演」も森下唯氏のCD持ってて何度も聞いてますが、なんかすごく違ってた。こういう魅力のある曲だったんだって、びっくりしました。森下唯氏のほうがぎっちりみっちり隙なく緻密に構築された感じだとしたら、もっと余白があるというか、するりと滑らかな、生き物っぽい手触り。おもしろい!!

それにしても、真央くんの動作はかなり変わってる。すごく背中丸めたり、弾いてからぐりぐりとか、まぁなんていうか別にお手本ちっくではない(あぁ弾けと言われることはないであろう)けれども、結果としてあんなに多彩でぐぐっとくる音色が出せるんだからあれもひとつの正解なわけで。

ユジャワン、ホロビッツ、グールド…どれだけ違うフォームがあるのかと。いやおもしろい楽器ですよね。

--- 今日のブルグミュラー 22. 舟歌
25の練習曲の中に、いろんなものひととおり収めてる感じ。舟歌もそりゃ、ハズせないアイテムでしょう。

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リビングルーム席で聞くコンサート

2020年09月18日 | ピアノ
私が「追っかけ」やってる音楽家のひとり、ゆかりちゃんは元々、ゆかりちゃんママと私が市のマタニティースクールで「同期」だったというつながりなので、つまり、またろうとゆかりちゃんが同学年。

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またろうとゆかりちゃんは、いっしょに我が家のリビングの段ボールハウスで遊んだ仲だ(本人たちは覚えてないだろうけども…)

ゆかりちゃんが中学生のころとかは我が家のミニコンサートに出てもらっていたけど、今やそういうわけにいかないので、こっちから追っかけるしかないじゃないですか。

とはいえ、ゆかりちゃんがフランスに行っちゃったので(フランスまで追っかけていかないので)演奏を聞く機会もなく、ちょっと残念に思っていたところ、とにかくこんな年になっちゃったのでいろいろあったらしく、日本でコンサートやら収録やら…

しかしこんな年だもんで、私は平日なかなか都心に出かけられなくなり(「会社帰り」というものがなくなったため)、平日夜のコンサートは行きにくいんだけれども、そこで新たに出てきたのが「配信」というシステムですよ。

今日は無事、La Musica Collanaの古楽オーケストラが聞けました。

あえて、ライブでなく、音質にこだわった配信で、今日から一週間聞けます。(まだ今からでも申し込めますよ!)

ゆかりちゃんはチェンバロとオルガンを担当しています。古楽オーケストラLa Musica Collanaを率いているのは「森のくまさん」(と私が勝手に呼んでいる)こと、丸山韶さんです。丸山さんのバイオリンの音色は、その質感がとても心地よいのですが、生でなくて(CDでもなくて)どのくらい伝わるものだろう? と思っていましたが、とてもクリア、かつ温かく再生できました。

バロックバイオリンはモダンと違ってあごでぎゅっと支えないので、柔らかな動作を見ているととても不思議な気持ちになります。楽器と人が一体になって動的にバイオリンをふんわり支えているんですよね。どこにも固定した基準の点がないまま、いつでも弓がいちばんいい具合の相対位置を保ち、絶妙な手触りの音が鳴るんです。魔法みたい。

モダンのピアノ、あるいはバイオリンのときは独奏を楽しむことが圧倒的に多い私ですが、古楽オーケストラのしっくりくる感じはとても幸せ度が高いです。これをリビングルーム席で聞ける(リピ聞きもできる)。私のイチオシはコレッリです。

とりあえず、「森のくまさん」とゆかりちゃんの演奏が無料で聞けるNHK FMアーカイブはこちら(21日の午後3時配信終了です)。気に入ったらぜひ、コンサートのほうも。


いろんなコンサートが、自宅から楽しめるようになったのは怪我の功名というか、直接足を運ぶのであれば体力的にも時間的にも金銭的にも、わりと少ないところで限界が来てしまいますけど、配信であればかなりあれもこれも聞くことができます。(ま、それでも限界はあるんだけどw)

明日は藤田真央さんのコンサート。

----- 今日のブルグミュラー 21. 天使のハーモニー
あんまりこの曲、弾き覚えも聞き覚えもなかったんだけど、弾いていて気持ちいい曲。ペダルなんとなく踏んでるけどどうするのがいいかな。

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季節の曲をその季節に弾く

2020年09月17日 | ピアノ
まぁたとえば、肌寒くなってきたなーと思ったときに、マフラーを編むことを思い立ったとしましょう。で、ちんたら編んでると完成前に暖かくなってきて…

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そんな感じなんです。ピアノ曲で、季節にマッチした小品は、いろいろと魅力的なものが多いんですが、なんかその季節になって思い立つのは遅いんです。練習に時間がかかりますから。

というわけで、なかなか成功せず(前に、チャイコフスキー四季の12月「クリスマス」を弾こうとしたら年が明けたことも)、いつか弾こうと思っていた10月「秋の歌」もずっと逃していましたが、ついに!!

10月の会に10月「秋の歌」でエントリーしました(^-^)

というわけで、急いで練習しないとね。あれ、いつの間にかもう9月も後半。まだ暑いのに~

さっき散歩に行ったときはまだせっせと蝉が鳴いてましたしね。

でも、気持ちを入れ替えて、さっさと秋の準備をしないと。
というわけで、おゆき先生レッスンの予約は入れましたが、まぁしかし本番前に一度しか行けないので、一度のレッスンで「なんとかなる」ように予め自力で底上げしとかんといけません。

とりあえず譜読み録音 → 10月「秋の歌」観賞非対応

で、それを自分で譜面見ながら聞いてみる。

・音がよくわかんなくなってわちゃわちゃしている20小節付近を整理する
・左手の前打音をどう入れるのか考える
・30, 31小節のペダルどうするのか迷ってるけど…

いわゆる「セルフレッスン」的な何か

こうやっていって、おゆき先生んとこに行くまでにもうちょっと何とかなってるかしら。なってるといいわね

チャイコフスキーの四季の中で、今後弾いてみたいと思っている曲は
1月「炉端で」
5月「五月の夜」
6月「舟歌」
11月「トロイカ」

メモっとかないと季節に間に合うように思い立てないからね。ところで、今思ったんだけど8月「とり入れ」って曲の感じから風景が浮かばない…すんごいせわしないとり入れなのかなぁ?? チャイコフスキーさんが見てた風景はどんな??

--- ブルグミュラー 20. タランテラ(take2)
Youtubeでタランテラ踊ってるところ見たあとに再度弾いてみた。弾いてる間は見る前より楽しかったけれど結局ほとんどスピードアップはしてない。

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電子楽譜(GVIDO)と譜めくり

2020年09月16日 | ピアノ
暗譜しない(できない)派にとっては、譜めくりどうするかって重要な問題です。

    にほんブログ村 クラシックブログ ピアノへ←そりゃ暗譜ならもっとスマートだけどね

先日の発表会の場合、
ハイドンの名によるメヌエット/ラヴェル
スペイン舞曲集より1「メヌエット」,2「オリエンタル」,8「サルダーナ」/グラナドス

ラヴェルは見開き2ページなのでよいとして、
ほかは曲の中でも譜めくりが必要です。

2ページだけを開いておいて、ぱらぱらめくっていくスタイル(市販の楽譜そのままならすべてこれですが)の場合、
紙よりはGVIDOのほうが短時間でめくれます。

「短時間で」というのは、めくる動作を始めてから次のページが見えるまでという意味ではなく、あくまでも
「めくる動作」のことです。つまり、どのくらいの隙間があればめくれるか。

動作は、スッと鍵盤から手を離してサッと払うようにすればいいだけなので間違いなく短時間です。
(次のページが表示されるまででいうと、案外ゆっくりなので紙をめくる場合と似たようなものかもしれませんけど)

つまり、自力でめくれる曲の範囲は、紙楽譜のときより微妙に広くなるといっていいと思います。

今回の曲でいうと、タイミング的には、1「メヌエット」,2「オリエンタル」のGVIDOセルフ譜めくりは問題がありませんでした。

ところが今回は、「譜めくりの位置まで手が上がるか」というのが直前まで定まらない肩事情があったため、けっこうハラハラしました。というのも、GVIDOの譜めくりを不慣れな人に頼むのはちょっと不安があるからです。

譜めくり動作…さっと済む
譜めくり後の表示…ゆっくり

このタイムラグがちょっと焦るので、慣れないとあたふたしてしまいます(私はもう慣れました)。

結果的には、なんとかセルフ譜めくりが可能な肩具合だったので、スムーズでした。

ところが、8「サルダーナ」は譜めくりをするタイミングがどうしてもなくて、
2ページでなく3ページ並べたい
という線が譲れませんでした。

それで、サルダーナの分だけは紙楽譜(めくりやすくまとめたコピー譜)になって混合使いという珍妙なことになったのですが…

見た感じ、なんで両方持ってるんだろ、って感じですが、四曲分の紙をがさがさしないで済み、譜めくりもスムーズだったので、全体としてはまぁまぁスマートな動作でまとまったかと思います。(演奏する前にあらかじめ表示を確認しておけばペンは持たずに出られます)

会では、もう一人GVIDOの人がいて、でもその人はフットペダル譜めくりでした。あれは究極ではあるのですが…ちゃんと「接続」できるかハラハラするのとか嫌だし、荷物が増えるのも気が進まないし、第一「試しに買ってみる」って値段じゃないので(*) 当面は見送りです。

(*) 今、見たら33000円だって(o_o) まじかっ

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憧れのタランテラ

2020年09月15日 | ピアノ
ブルグミュラー録音は(だけは)着々と進んで、今日は20. タランテラでした。

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ここまで来るとけっこうムズイ…一日で撮るのは無理かも、と思いつついちおうアップして
今日のブルグミュラー 20. タランテラ
(ノーミスではない)

プロの方の弾いた「タランテラ」を聞くと…ちょっぱや(^^;;

私は2分20秒とかかかってますが1分半くらいが「ふつう」らしい。

ウィキペディアで「タランテラ」の項目を見ると、速いテンポの踊りらしくて、
タランチュラに噛まれると毒の苦しさに踊り狂って死に…
とかなんとも恐ろしいことが書いてある(o_o)

私の弾いたタランテラは平和すぎ(笑)

民族舞踊としてのタランテラはどんな感じなんだろうと思って検索すると、いくつか見た中でわりと速めでも
こんな感じ→Sicilian traditional folk dance: Tarantella

雰囲気は案外穏やかで、とてもタランチュラに噛まれてるっぽくはないが、でもよく聞くと音楽の刻みは1分半のタランテラに近いのかもしれない。

後日もうちょっとタランテラらしいタランテラになるよう、スピードアップに挑戦してみましょう。

思い起こせば、舞曲といってもいろいろある中で、速い系のは敬遠するから(というか弾こうとしても追いつかないから)ほとんど弾いたことがありません。タランテラもですけど、スケルツォとか、ジーグとか、そういうの。

馴染があるのは、アルマンド、サラバンド、メヌエットとかそんな感じ。

グリーグの「ホルベアの時代から」やるんでもゆっくりのだけ弾いて、
バッハのフランス組曲でもジーグとかパスして、

一生届かない憧れ曲といったら、ラフマニノフの組曲第二番のタランテラ。

せめてブルグミュラーのタランテラはもうちょっとタランテラらしく弾こう…


「ホルベア」もいつかコンプリートしたいね。(サラバンド、ガヴォット、エア弾いて、プレリュードとリゴードンがまだ)

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