アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

立体的に弾けたとき

2020年09月10日 | ピアノ
おゆき先生レッスンでラヴェルのハイドンの名によるメヌエットを見てもらってたときに、「その場で分解掃除コーナー」がありました。

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おゆき先生はだいぶ前から、何でもかんでも「いっしょくた」に弾くだけでなく、声部ごとバラして一つ一つ、どう弾きたいかを考えて練習するといいことあるよと言っていたのですが、なかなか私がそれを徹底しないので、まぁレッスン内の時間使ってやってみようか、とそういう趣旨です。



題材は、ここ17~23小節くらいのところで、厳密な対位法で書かれているわけでないのでなんか分けづらいところもあるけどまぁできる範囲で、下から順番にフレーズの形を考えながら1~2回ずつ弾いていました。

そうそう!! バラせばちゃんときれいに弾けるではないの

専念すればね。はい。そういえば、artomr先生にも「(単旋律になると)突然きれい」と言われたこともあったような
#忙しくないからね

「じゃあ全部で弾いてみて」

いやそんないきなり言われましても、という感じでしたが弾いてみますと…あら不思議(o_o)

私「めっちゃいいですね」先生「別人くらいね」

…こんなことって前にもあった。内藤先生レッスンで、チャイコフスキー/子供のためのアルバム「朝の祈り」見てもらったときに、声部ごとに(あれはわかりやすくバラせる)ひとつひとつ、重ねていくのをやって、「別人くらい」よくなったのだった。

やればできるじゃない、やれよ、とあっちからもこっちからも聞こえてきそうですが、いやそれがね、私、今回も、それから「朝の祈り」のときもおうちでやってみようとはしたんですよ。でも、レッスンでやってみたときほど劇的ビフォーアフターってわけにいかなかったです。「ちょっと整理できた?? かなぁ…」くらいで。

それってなぜなんでしょう。

「先生が聞いてると真剣にやるから」…これはまぁありそう、多少。
「ピアノが違うから」…これもあると思うんです。体感的に。

内藤先生のおうちのピアノ(ベヒシュタイン)も、おゆき先生のおうちのピアノ(シードマイヤー)も、うちのめるちゃんよりずっと気難しいコで、下手に弾くと下手な音が出ます。私はちょっと苦手なんだけれど、でも、声部の弾き分けとかしたかったらむしろめるちゃんよりわかりやすいんです…つまり、成否がハッキリする。

プロコフィエフのロミオとジュリエットのときも、声部がひっからまってるやつ(元がオケだから超ややこしい)に苦戦して、さんざバラして練習してたんだけどまったくつかめなくて、もうダメだ、になりそうだったところ、たまたまベヒシュタインのスタジオ一時間借りて一人で籠って練習したら「エウレカーー!!」ってこともありました。

というわけで、いつも優しいめるちゃんと、ちょっと気難しいコ(ベヒとか)が両方おうちにあったら楽しいのに…宝くじ当てるか(まず家から買わないと)。

そういえば、矢野顕子さんが、長年愛用のスタインウェイを手放して、ベヒシュタインを買ったとかいう話がしばらく前に出てましたが、気難しいコが欲しくなったのかなぁ?? 矢野さんなら両方置いとけるだろうに。

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