アンダンテのだんだんと日記

ごたごたした生活の中から、ひとつずつ「いいこと」を探して、だんだんと優雅な生活を目指す日記

もひとつ気になるスカルラッティ

2020年09月02日 | ピアノ
今日は昨日「前半」弾いてみたスカルラッティの「後半」を弾きました。

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スカルラッティ/ソナタK.466(L.118)の後半

弾くのに特に無理なところもなく、萌え要素もたっぷりで、とてもいいチョイスだと思います(^^)

これを弾くには、楽譜を買ったのではなく、無料楽譜(imslp)を使いました。せっかくホントに弾くなら楽譜買ったげようかなとも思ったのですが…
まず、目指す曲が載っている楽譜がどれなのかわかりにくい
スカルラッティ ソナタ集 3: 原典版 楽譜
…これとか??

でも、どうせ買うならほかにも気に入る曲が何曲が載ってるといいんだけど。

そういえば、もひとつ気になるスカルラッティがあった!! と思って、
もちろん番号覚えていませんでしたが(^^;; 調べました。
Ray Ushikubo Round II - 2017 HHIPC
この冒頭で弾かれている曲。K.27です

じゃ、この二つが入ってる楽譜探してみよっか。

…(探している)…

あるわけないね。番号が離れすぎです。挫折orz

気を取り直して、前に買っただけで読んでなかった本を引っ張り出してきました。
スカルラッティ 鍵盤楽器ソナタ 演奏の手引き

スカルラッティさんって、お父さんも作曲家で、オペラとか宗教音楽でぶいぶいいわしてたそうで、スカルラッティ自身もオペラとか書きたかったらしいんだけど、あまりうまくいかなかったみたいで曲は残っていないとか。まぁ、有名なお父さんいたらやりにくいんだろうね…でも彼は鍵盤楽器に秀でていたんで、別ジャンルで花開いたのね。

とはいっても、生きているうちに売れっ子になったとかではなくて、基本的にはポルトガル宮廷の礼拝堂楽長がお仕事。そこの王女さんが鍵盤奏者として優れた資質を持っていたようで、彼はその王女のためにたくさんの作品を残したわけです。たくさん残したけれど、生前に出版されたのは一冊だけ。あとはツェルニーさんが一部のソナタを出版するまであまり知られていなかったようで(ツェルニーGJ)

で、この本にはK.466のことも載っていました。ホロヴィッツが演奏してよく知られるようになったというのと、それから、現代ピアノとの相性がよいところがいいみたいですね。

そう、考えてみればスカルラッティはピアノのために曲を書いたのではないから(当たり前)、ピアノとは相性の良いものと悪いものがありますよね。だから膨大に曲があっても、一部の曲に人気が集中しているのでしょう。

上にRayくんの演奏を貼ったK.27もわりと人気あるみたいで、こんな動画もみつけました。
Scarlatti Sonata in B minor K.27 at 3 Tempos - FAST, MODERATE & SLOW

これは、速い/ふつう/遅いの3つのテンポで、それぞれ別の魅力が感じられるように弾いているものです。たいへん興味深い。これでいうとRayくんの演奏はModerateちょい遅くらいかな。とても美しいです。

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コメント (2)
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