カケラノコトバ

たかあきによる創作文置き場です

第四十六景・移ろいながら変わらぬもの

2019-02-25 22:34:34 | 桜百景
たかあきは、春の隣家と桜の下に関わるお話を語ってください。

 学生時代の下宿先だった家の隣には大きな桜が植えられていて、数年間は春に豪奢な桜花を楽しめた。ただ、同時に花や葉っぱが散った後の掃除や普段の手入れなど、ただ植えて放置しているわけではない手間や苦労も伺う事が出来て、変わらぬものを保つ為には地道で弛みない研鑽が必要なのだと知った。やがて数十年後に偶然その地を訪れても桜の光景は変わらずそこにあった。
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