たかあきは、粉雪の初恋と桜の幹に関わるお話を語ってください。
年を経た桜花は徐々に紅色を失い雪のような白い花弁と変わっていくと彼は言い、結局はそれが別れの言葉となった。多分どちらが悪い訳でもなく、お互いが時間という風に晒されて情熱という色彩を失い、たまたま彼から雪のように冷たい言葉を掛けられて終わったのだ。ただ、それ以来私の桜花は春になろうと一向に咲こうとしない。
年を経た桜花は徐々に紅色を失い雪のような白い花弁と変わっていくと彼は言い、結局はそれが別れの言葉となった。多分どちらが悪い訳でもなく、お互いが時間という風に晒されて情熱という色彩を失い、たまたま彼から雪のように冷たい言葉を掛けられて終わったのだ。ただ、それ以来私の桜花は春になろうと一向に咲こうとしない。