ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

柏崎の地震について

2007-07-19 22:25:41 | Weblog
今は無人になっている実家は無事だった。跡取りの甥が見に行って来てくれた。家の中には倒れて困るものがそんなにないからいいが。今回の地震は海側の被害が大きく、山の方に行くにしたがい、大した事がないそうだ。私の実家も山の方なので、たいした事ないそうだ。

この前の新潟地震のとき、お墓がずれたので直したが、今度も倒れそうになっていたそうで、甥が、この際だから新しくしたいと言っていた。お盆に帰ったら相談する事にする。

甥はアパートだし、大した事ないそうなので安心する。

でも、市の中心に近い妹の家と、市の中心より原発の方に近い従姉の家は、すべての家具類が倒れ、どうしょうもない状態だと言う。

二人の家は、都会暮らしの私とは大違いで、ユッタリとした敷地に大きな家が建っていた。そして、お金の掛かった家具類や食器類、装飾品・・・。特に、従姉の家はセンスの良い飾りつけと、花が咲き乱れた庭と、家の中もステキな花瓶等に、いつも花が生けられていた。お料理が大好きで、それぞれの料理を盛り付けたお皿はすばらしいものだった。

遊びに行くたびに、羨ましかった。私は転勤族で引越しも何回も繰り返した。新婚の時は六畳と四畳半の2Kのアパートから始まったので、タンスもそれなりで今も傷だらけだけど、補修して使っている。買え変えようかなと思いながらも、もったいないかなと・・・。

都会の狭い、マンションに住んでいると、いつも羨ましいなと思っていた。

比較的新しい妹の家も壁には縦にも横にも亀裂が入っているし、商売している店もメチャメチャだと言って嘆いていた。

この前の新潟地震のときはユッサユッサと揺れて外に逃げれたが、今回は突然ドーンと激しく揺れたから逃げる事も出来なかったそうだ。TVの映像そのとおりに、ペチャンコの家があちこちにあると・・・。

朝が来て、夜が来て、毎日毎日同じ事の繰り返しのように何の疑問も無く暮らしていた生活が、突然の自然の気まぐれで一変する。何時、何処で、どんな天変事変が起こるか分からない。誰も、自分だけには起こらないと生活している。

意味も無く人を殺めた人達は、国民の税金で刑務所という安全な所でヌクヌクと生活する。一生懸命に地面を這いずるように苦労して生きてきて、穏やかな人生の週末を迎えたいと思っていた年配者が圧死し重症を負い、劣悪な避難所に生活する。

人生はいつだって不公平だ。悪い人達が罰せられるとは限らず、心優しい人達が報われるとは限らない。どんなに辛く虚しくても、いつかは誰にでも訪れるその時まで、頑張って生きて行くよりしょうがない。
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