ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

紅葉の季節

2007-11-22 19:56:46 | Weblog
一年で一番好きな季節。空は限りなく青く、空気は限りなく透明。

洗濯物を干しながら、ベランダから下を見下ろす。駅に続く道路の両側はケヤキ並木。引越しをして来た頃よりも随分と幹は太くなって来た。その為なのか、毎年枝が短く切られてしまう。それでも、秋までには気持ちよく枝が伸びる。

見下ろした道路は駅に向かい、黄金と少しの緑色にうねりながら流れ下っている。

カサカサ、ガサガサ、サササーー、カサッカサ、シャャャャーー、風が吹くたびにイロイロな音がする。夜中など、雨が降っているのかと思う時がある。地面がアスファルトやコンクリートなので、様々な乾いた音がする。

私の育った家は、沢山の大きな木々に囲まれていたから、落ち葉はイヤになるほど(大人にとって)多かった。でも、地面は土だったので落ち葉の音の記憶が無い。あるのは、ただ、木々の梢を渡る風の音だった。

特に、今の時期は冬に向けて毎日毎日強い風が吹く。落葉樹の葉が落ちあげる頃、霙が降り始める。そして、長い長い白い季節がやって来る。太陽の存在を忘れる程のホワイトグレーの季節。

東京では毎日毎日、冷たい青空が広がる。何年か前は、何回か雪が降ったが、最近は本当に雪が降らなくなった。水溜りの氷をパリパリ割りながら小さかった子供達と遊んだけど、氷も霜柱も見なくなった。

太陽にきらめきながら下に落ち、風で道路の隅に溜まった枯葉の上を歩くのが好きだ。本当はしばらくは落ち葉をそのままにしてほしいのだけど、毎日毎日お掃除されてしまう。駅までの歩道が黄金の絨毯だったら、どんなに嬉しいだろう。踏みしめたり、蹴飛ばしたりして歩けたら、どんなに楽しいだろう。

本当は、子供のように両手ですくって空に向かってばら撒きたい。でも、しかたがないから道路の隅をパシパシ歩く。こんなに、枯葉と戯れたいと思っているのは私だけかしら・・・。

日曜日に近くの里山に遊びに行ってこようかな。
コメント
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