ふみさんの日々雑感

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東京ヴェルディのゲームを見て思う

2007-11-25 22:13:42 | FC東京とサッカー
天気はいいし、これといって予定は無いし、今日はTVでもサッカーの放送は無いし、夫は「映画を見に行こう」と言った。でも、私は「味スタに行って来る」と言ったら夫も一緒に行くと言う。

ヴェルディが東京になってのホームゲームは始めて見に行く。FC東京との開幕前のプレシーズンマッチで戦った時の事が思い出された。東京はゴール裏ギュウギュウ詰めの満員だったのに、ヴェルディ側のサポーターは少なかった。ゲーム後のラモス監督の挨拶は可哀相だった。帰ったサポーターも多く、ガラガラのゴール裏に向かって、早口でしゃべり、すぐに帰ってしまった。

キックオフ30分前はバックスタンドはガラガラだった。私達はゴール裏のハズレの方に座ってゲームを楽しむ事にした。でも、始まってしばらくすると、バックスタンドも結構人が入り、ゲームの途中に電光掲示板に“ゴール裏上層階を開けました”の文字。さすがにホーム最終戦だからか、J1昇格の決まるゲームだからか。私達のような部外者も来ているのだろうなと思った。

ゴール裏の応援が本当に昔と変わった。一つにまとまって、それこそ、チームの勝利の為に一生懸命に後押しの声援を送っているのを感じた。東京のゴール裏とは別の空気を感じた。本当に変わった。

ロスタイムにあと1分になった頃、選手が接触で倒れたら、ヴェルディの選手達の何人かはピッチに手や膝をついたり、膝に手を当てたり、精根尽きたような姿。まだ、試合は終わってないよと思った。ゲーム再開のホイッスルが鳴ると、はじかれたように走り出した。そして、終了の長い笛。

選手とサポーターの雄叫び。ゴール裏の前に選手達、ラモス監督達が集まり、サポーター達との喜びの交歓と感謝の言葉。その選手やサポーターの上にシャワーのように降りかかる無数の緑の折り紙の鶴。傾いた太陽の光を浴びてキラキラと輝きながら屋根から舞い降りてくる。どれだけ、サポーターは作ったのだろう。あとからあとから、終わりがないように降り続く。

羨ましかった。勝って終わるのと、負けて終わるのでは盛り上がりが全然違う・・・。

そして、何よりも、東京とヴェルディとの違いを強く感じた。東京はゴール裏と、遠く離れたセンターラインよりアウエ側に選手が一列に並び、そこから監督の感謝の言葉がゴール裏に語られた。

かたや、ヴェルディはゴール裏サポーターの目の前で、手の届く程の近くで、選手達の顔が肉眼で見える所で選手会長とラモス監督の熱い言葉が語られた。

それを見ていて、東京は私達サポーターと選手がどこよりもとっても近いと思っていた。でも、いつの間にか私達と、選手達との間に距離が出来てしまったように感じた。

私達と選手だけでなく、フロントとの距離も感ずる。昔は社長初め、社員達もよくゴール裏に来て、私達と一緒に応援したり色んな話をした。社長も変わり出向者もそれぞれの会社に帰り、新しい社員達が増え、サポーターも増え、昔に比べればずっとビックになってしまったのだろうか。

千葉や柏のようにサッカー専用のサッカー場に行くと、西が丘でのゲームが懐かしく思われる。

さア、感傷に浸っていないで、次はリーグ最終戦、そして、天皇杯が残っている。私達も頑張らなくては!
コメント
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