ふみさんの日々雑感

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経済的幼児虐待

2007-11-27 19:53:03 | Weblog
日本経済新聞に書いてあった“経済的幼児虐待”という、相当強いインパクトのある言葉にビクッとした。新聞を読んで、なるほどと思った。

つまり、政府が国の借金や数々の問題を先送りするのは“経済的幼児虐待”だと言うのである。確かにそうかもしれない。

家庭だったら、お金がなかったら、まず親が我慢して子供の為にと思うはず。でも国単位になると、親はまず今の自分たちの為に道路が欲しい、ダムが欲しい、飛行場が欲しい、年金は減らすな、あれもこれも欲しい、と。

国の借金はこの先、増える事はあっても減る事はなさそうな勢いだ。それこそ、“後は野となれ山となれ”という言葉が浮かぶ程に。

誰かが政治家は二種類に分けられると言っていた。一つは「国の将来を考えて政治を司る政治家」。二つ目は「次の選挙を考えて行動する政治屋」

「景気が良くなれば、国の借金なんてチャラになる」とテレビの討論会で与党の有名政治家が大きな声で言っていた。でも、今、経済は上向き、業種によっては最高の業績を上げている。企業は裕福になった。

でも、そこで働く私達はどうだろう。国の借金を返していかなければならない、日本の未来人は“請負派遣”だの“日払い労働”だの“期間労働者”だの、色んな言い方で安く安く使い捨てられている。

誰が、この膨大な負債を返していくのだろう。今の若者?今の子供達?それともまだ何年後かに生まれて来る子供達?

833,698,200,000,000円(9月末時点の国の謝金残高)
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