トトロの森シンポジウム

所沢で開かれた「トトロの森の未来に向かって」と題されたシンポジウムに仲間と行って来た。

今、私達の住む稲城の南山開発を何とか保全に向けて方向転換出来ないかと、その、ヒントが無いかと出席を申し込んで行って来た。

パネリストの一人の西武鉄道の人が言っていた。「少し前ならここには参加はしていなかったはずです。開発する方の立場でしたから。でも、今は自然を残し保全して行く時代ですから」と。

早稲田大学の人も同じように言っていた。「以前、大学が移転してくる事で地元といろいろあったが、今は森を守り保全して行く事に、力をそそいでいる。特に早稲田の所有地には開発したかった湿地帯がある。湿地帯は生物の多様性に大事な宝庫です」と。

宮崎駿さんは４つの力が大事と言ってた。「金のある人は金を出す。知恵のある人は知恵を出す。力のある人は力を、時間のある人は時間を。そうすれば運動が続いて行く」と。

トトロの森は世界中から資金が寄せられている。私達から見るとうらやましい。

そして、何よりもうらやましいのが、行政とのかかわり。稲城市と決定的な違いが、行政が一生懸命に森の保全に協力し努力している事だ。稲城は市が、どうしても開発を進めたいと思っている。

シンポジウムを終えて思った事は、まだまだ道は半ばまで行っていない。里山は守る事が出来るのだろうかと。いや、頑張らなくてはと。

最後に、少年（遥かな昔に）合唱団の“宮崎駿アニメテーマメドレー”と童謡。