ふみさんの日々雑感

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友達と新年会

2009-01-09 20:21:58 | Weblog
昨日、友達と新宿でランチを共にした。

彼女とは、20年以上も前に知り合った。大阪から東京に夫の転勤で帰って来てパートに出る事にし、ある銀行のパートの仕事に就いた。

あの頃は、深くは考えなかったが、今、思えば派遣社員だったのだ。ただ、銀行に勤めているが、所属は、その銀行の人材派遣会社だった。派遣会社って、随分と昔からあったのだ。でも、今問題になっている派遣会社とはシステムが全然違っていたが。

私達は、その会社の第一期生として入社した。一週間の教育期間は大変だった。遠い研修所へ電車で乗り継ぎ、機械の操作と銀行用語を覚えさせられた。一週間で加算機と、キーボードのブラインドタッチをマスターする事を義務付けられた。今と違い、打ち込みはカナ入力。“ちとしはまのりれ”と一週間で指で覚えるのは大変だった。その後、ローマ字入力を覚えたが、その、ローマ字入力の楽な事にビックリした。

あの頃、第一期生という事で、派遣元からも派遣先の銀行からも、随分と大事にしてもらった。そして、同期の人達とは、食事をしたり、旅行に行ったりと仲良くした。でも、今でも付き合っているのは昨日の彼女。気があったのか、年に何回も会わないが、続いているし、これからも続いて行くだろう。

6年も勤めた頃、疑問を感ずるようになった。行員と同じ仕事を同じようにし、忙しい時はトイレに行く間も惜しんで仕事をしていたが、時間給の余りの格差にだんだん我慢が出来なくなって来た。それで、正社員として働く事にした。その頃、まだ、バブルが弾けていなかったので、直ぐに仕事を見つけた。

今、リタイアして、65歳になってのフルでもらえる年金額を知り、ガッカリしている。女性は正社員でも男性に比べて、遥かに給料が安い。だから、年金が安い。独身女性は生涯賃金が安いから、老後が大変だろうなと思う。

日本は男女の格差が、世界130カ国で93位との事。中国よりも低い。

今、派遣の人達の悲劇が、日本で渦を巻いている。派遣だけでなく、能力とは一切、関係ない所で差別と格差が広がっている。

景気のいい時は、安い労働力で利益を上げ、景気が悪くなれば、彼らを切り捨てて、会社の利益を守る。こんなに簡単に人件費を調整出来るのであれば、高給な社長や人事部長なんて要らないのではと思ってしまう。

せめて、65歳になり、年金を満額もらえるようになった会社勤めのサラリーマン達(トップも含めて)は、自分の椅子を若い人達に明け渡して欲しい。そして、まだ仕事をしたかったら、その人達こそ、派遣として働いたらと思う。

働ける人達には、しっかり働いてもらい、しっかり税金を納めてもらい、自分の老後の為に、しっかり年金を積み上げてもらう方が、日本の為になるのにと思う。



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