ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

花粉症も、もう少しの我慢

2009-03-20 21:59:26 | 花と自然
今年、花粉症もピークを過ぎたとTVで言っていたが、でも、やっぱり辛い。鼻はグジュグジュだし、外を歩けば涙がポロポロ。

夜中に突然、クシャミの連発でビックリして目が覚めたり。やっぱり、夜中に鼻が詰まって呼吸困難で目が覚めたり。

この時期になると、杉の木を全部切り倒してほしいと切実に思う。

政府は、花粉の付かない杉の木を開発し、植え替えて行くと言う。

でも、どうして杉の木なんだろう。どうして、杉の木を植えたいとこだわるのだろう。杉の木でなくてもいいのではないだろうか。

私は、ブナやコナラなど落葉樹の方がいいのではないかと思う。それらは四季折々に目に美しい色彩の山姿を見せてくれる。それに、シイタケやナメコなどの原木になってくれるし、炭にも利用できる。それに、なんと言っても、落葉は腐葉土になって、食物の栄養になってくれる。

それに、杉だけの山は、“山の砂漠化”だと言っていた学者がいた。植林された杉山は、昼でも暗く、生き物は住み着かず、地表に日が差さないので、草木は生えず、雨は表面を流れ下り、地表は痩せて行くと言う。そして、集中豪雨の時には、山崩れを起しやすいと言う。

最近、定期的に里山に入り下草刈り等をしていると、単一種の植林は良くないのでは思う。イロイロな木々が生えていてこそ、日本の山だと思う。

春の芽吹き時のパステルカラー、夏の深い緑、秋の絢爛たる錦織、そして、冬の静かな佇まい。そんな、豊かな山々の表情は、私達の心を癒してくれる。

昔、山歩きをしている時、杉山の中を歩いていると、何か心が落ち着かない。静かで、ヒンヤリとした雰囲気を感じ、早く通り過ぎてしまいたいと、よく思ったものだ。真っ直ぐに高く伸びた沢山の杉の木に囲まれていると、威圧感と不安を感ずる。

今、稲城の里山を歩くのが好きだ。柔らかい空気と爽やかな光る風と、イロイロな鳥のさえずり。もう少しすると、山桜や山つつじが咲いてくる。足元にも、名前の分からない様々な草花が咲いてくる。

そして、花粉症の季節も終わりになり、視界が晴れやかになる。もう少しの我慢。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする