ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

チャリティ練習試合

2011-03-27 16:20:16 | FC東京とサッカー
今日は、味スタで横河武蔵野FCとの練習試合があった。





開場するくらいの時間に行ったが、たくさんの人達が並んでいた。私と一緒で、東京の試合に飢えている人達も多いと思う。

選手達が募金箱を持って声をかけていたり、チャリティオークションもやっていたので、コンコースはごった返していた。







今日の審判の西村氏が、ワールドカップの時に着たユニフォームをオークションに出していたが、これはなかなか貴重なものだ。

被災者の方々が招待席に着き、「You’ll never walk alone」 の力強い歌声が流れ、試合は始まった。

立ち上がりは、なかなか流れに乗れないというか、相手のプレスにうまくボールが回らない。こっちサイドのムックンが目の前なので、彼のミスが目についてしょうがない。

そして、PKでの失点。

応援の声が無いので、ミスするたびに、「あー」とか「あ~あ」の声がサポーター席に満ちるのがおかしかった。

そして、双方のゴールに、そして好プレーに拍手が起きる。







終わってしまえば 8-2 のFC東京の勝利だったが、面白かった。

ため息あり、笑いあり、拍手あり、突っ込みどころあり、身を乗り出すシーンあり、楽しさ満載だった。

横河が、前半と後半の選手交代を、一度にそれぞれ7人一緒に交代したのは受けた。



終了間際の、大竹のフリーキックのゴールシーンは、見事だった。今日のチャリティ練習試合の締めにピッタリのゴールだった。



たかが練習試合に、9000人以上の人が集まった。

募金も沢山集まった事だろう。

被災者の方々も、少しは楽しんでもらえただろうか。今日は、合計10個ものゴールシーンを見る事が出来た。PKも、フリーキックも、ヘッドもイロイロな形のゴールシーンがあった。

サッカーを知らなくても、0-0 とか 1-0の試合よりも楽しかったと思う。

でも、天気が良くて、美しい芝生で、平和な日常のひと時、普通の生活をしているサポーター達がいて、そんな中でのスポーツ観戦に何を思っただろう。楽しかったと思ってもらえたのだろうか。

無くした物、失ったものへの悲しみが募らなければいいがと、帰り道に、そう思った。

今、これを書きながら、部屋を見回して、この目の前の物が、すべてグチャグチャに泥の海に沈んでしまったのだという事が、なかなか想像出来ない。

着の身着のままで、ただあるのは自分の命。辛い。

去年、急死した姉、沢山の慣れ親しんだ物はあるのに、無いのは姉の命。辛い。

今月一杯で、味スタから、今度はどこへ行くのだろう。最終的に落ち着くまで、何回の移動をするのだろう。自分に置き換えて、その過酷な人生に立ち向かって行けるのだろうかと思い、胸が一杯になる。

彼らの未来に心安らかな日々が訪れる事を、祈る。




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