ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

編集会議

2014-08-17 11:09:20 | Weblog
南ちゃん、ではなくて、もう一つのグループ 「稲城いきものみつけ隊」 で本を出す事にしたのだ。

今年の初めに立ち上げて、やっと、ほぼ概要が出来た。



皆で集まり、「いいね、いいね」 と、編集長の大ちゃんを労った。

稲城の里山が大好きで、そこに生息する生き物たちを、こよなく愛している人々がいる。

その人々が、もっともっと、その素晴らしさと知ってもらいたいと。

そして、「稲城いきものみつけ隊」 を立ち上げて、募集して集まった親子達と遊んだ夏の昼と夜。

里山の四季折々の表情を、そこに息づく生き物たちを、もっともっと知ってもらいたい、遊びに来てもらいたい、未来に残して行きたい、と。

私自身も、こんなに夢中なるとは思わなかった里山の魅力。

その中で、下草刈り・保全に汗を流すのも楽しいが、子供達とチョウや昆虫を探して歩き回ったり、芽を出した山野草を愛でたり、目をつむって小鳥たちの囀りを全身に浴びる心地よさ。

そんなこんなを盛り込んだ小冊子。

「春」 をテーマに原稿を、と言われた。

仲間の中で、一番、植物や昆虫やチョウチョウ達に疎い私は、「春と遊ぼう」 と生きる喜びをテーマにした。

そして、同じ春をテーマに原稿を書いたサラさんと、中身がかぶっている所があるので、共著と言う事でいいか、と大ちゃんに言われた。

もちろん、オーケー。私とさらさんの感性が似ているのだろう。南ちゃんで一緒に活動をしているから。

そして、出来上がった私とさらさんの文章。我ながら感激!

皆で、文章や写真、レイアウトをチェックして、次回には最終版が出来上がる。

そして、それでオーケーならいよいよ発注になる。

すごく、楽しみだ。今からワクワクしている。

私の元原稿を書いておく。まるで、生きものみつけ隊ではなく、南ちゃんのテーマだね、と言われたが。


≪春と遊ぼう≫

眠りに付いていた里山が、目覚め起き上がる春
真っ青な冬の空に、突き刺さるように伸びる裸木
固く鋭角的な梢が、柔らかい春色の空にもやもやと色づいて来る春
里山がパステルカラーに染まってくると、透けて見えた遠くの景色が
膨らむ芽吹きに、視界が緑に閉ざされた里山になって行く
馴染みの鳥たちのさえずりの中に、美しく鈴を鳴らすように流れる鳥の鳴き声
稲城に来て初めて聞くその鳥の名を、仲間は「ガビチョウ」と教えてくれた
美しい声に中国から連れてこられ、逃げ出したガビチョウが繁殖したのだという
そんな鳥たちのハーモニーを聞きながら、里山散歩
藪におおわれた森の下草刈りをすると、2年目頃から
豊かに降り積もった落ち葉をかき分けるように、山野草が芽を出し、伸び上ってくる
愛らしいキンラン、ギンランだったり、エビネやシュンランだったり
桜の広場を取り囲む大きな山桜の花達は、見上げる春霞の空に溶け込んで眩しい
木漏れ日を受けて赤く燃える山ツツジ。
両手を広げ、目を閉じて胸いっぱいに春を吸い込む
生命が立ちあがってくる香りを胸の中に、そして体にまとい、
仲間と手入れした林の中を歩く
足を踏み入れることも出来なかった林は、遊べる林に変わった
寒さに固まった心と体を優しさに変えるためにも、春を遊ぼう
萌え出した里山では、山野草が出会いを待っているよ


コメント
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