雨の中、下草刈り

今日は、久しぶりに一日用の無い日だった。

夜降っていた雨は、朝は止んでいた。天気予報は、午後曇り。

どうしょうかな、と空ばかり見ていた。

１０時頃、もう、降らないだろうと思ったので、支度して山に向かった。

雨で、下草も濡れているだろうし、多分、誰も来ないだろうと思い、山の入り口に行ったら、一台自転車が止めてあった。

あら、この自転車は…。上に行ったら会えるかなと思ったが、結局、会えなかったし、帰りにはまだそのまま自転車は止めてあった。どこにいたのだろう。

畑の小屋からカマ等を出して、一の森に行った。

久しぶりに山に入るが、森フェス以来だなと思いながら見渡せば、随分と様子が変わっている。

山の中は、すっかり夏になっていた。



雨に濡れた草や篠笹等が生き生きと大きくなっていた。

森フェスの時には、まだまだ土が見えていたが、すっかりと緑色に覆われたいた。

あっちもこっちも篠笹を刈らなければ、と思いながら見渡した。

私は、前々からやりたいと思っていた場所の笹刈り。

コツコツと下草刈りをした所に、キンランギンランが沢山出て来たので、その続きの奥の方を刈る事にした。

また、キンラン、ギンランが出て来たらいいなと。

絶え間なく聞こえる綺麗なウグイスや、他の鳥たちの歌声を一人占めに、ザクザクと笹刈り。濡れている方が、良く切れる。

時々、雨の音がパラパラ、バラッバラッ、ザザザザーと木の葉を鳴らす。

ああ、降っているんだな、と思うが、天井を覆う木の葉で私の所まで落ちて来ない。

イロイロな音が入り混じり、何か気持ちいい。





そろそろお腹もすいてお昼だし、止めようかなと思ったが、まだ雨の音がするので、雨宿りを兼ねて、雨音がしなくなるまで笹刈りをした。

もう、降っていないみたいなので、片付けて畑に行った。ちょっぴり明るくなっていた。

カマを洗い、手袋を洗って小屋の軒下に干して山を降りる。

家に帰り、シャワーを浴びて、お昼にした。

ああ～、久しぶりに下草刈りをして気持ちいい。


挿し木から育てて植樹した山アジサイが群落になっていた。


そして、挿し木して育てているアジサイ畑。随分と大きくなった。



可愛いホタルブクロ。