久しぶりに南ちゃんの活動日に参加。
集合時間よりも早かったけど、もう、来ている人がいて準備も出来ていた。
「おはよう。早いね」
「夏時間と間違えて1時間早くきちゃった」 と。
そのために、10時丁度には一の森に出発した。
後からノンビリと来た仲間が、小屋に着いたら誰もいなくて、「時間を間違えたのかと慌てた」 と何人か後から一の森に来た。
そして、準備体操をしてから、作業に入る。
森がちょっと込み合って来たので、少し伐採をする事にした。
皆で、そっちの方へ行ったが、私は私の森の笹刈をする事にした。
勝手にアンちゃんの森として、私がそこを綺麗にしているので、すっかり私に任された形になっている。
最初の頃は、そこはちょっと暗くて、いまと違って人手も足らなかったので、ほっておかれた。
私がそこの手入れをし始めたのは、姉が亡くなってからだった。
悲しくて悲しくて、とにかく誰もいない所で泣きたかったのだ。
毎日毎日、午前中、邪魔な低木を切ったり、薮を刈ったり、無心に作業を続けていたら、心身共に清められて行くように感じた。
そして、姉がいなくなった事を納得して生きて行く事が出来て行った。
その半年後に突然、夫が亡くなって、そして、又、姉の時のように山にこもって、同じように無心に作業を続けた。
そして、私の森は、キンラン・ギンランが芽を出し、他の山野草の花が咲く素敵な森になったと思う。
森は、定期的に手入れをしないと、直ぐに笹が伸びて来て薮だらけになってしまう。
カエデの広場、桜の広場、クヌギ林、一の森、エゴノキ広場、アンちゃんの森、名前の付けていない下段のアケビが取れるテラス・・・。
仲間の人数は増えたけど、もう、これ以上、手を広げるのは限界かなと思う。
月に2回の活動日では、綺麗に維持していくのは大変な事だけど、作業後に後ろを振り返り、汗をかいた結果を確かめる時の清々しさが最高なのだ。
そして、何といってもランチの時の、取り留めのないおしゃべりが楽しい。
夏の暑い時には、木々の間を吹き抜けてくる風の気持ち良さの中でのおしゃべり。
冬には、葉を落とした裸木の梢からの、暖かくキラキラ輝く木漏れ日の中でのおしゃべり。
月に2回の、里山の中で過ごす至福の時間。
本当に楽しい。
午後からも少しだけ作業をして、畑に寄って、トマト・ナス・ネギ等を収穫して山を下りる。