ふみさんの日々雑感

生活の事、家族の事、大好きなサッカーの事・・・日々いろいろ

ピューロランドへ行って来た。

2017-10-21 21:28:50 | 家族

金曜日に、娘と、ゆうなを保育園を休ませてピューロランドへ行く事にしていた。前の日から雨が降り続いて困るなと思っていた。

でも、たまたま、家を出る時には、雨は、ほとんど降っていなかった。

電車を後ろの車両でと待ち合わせた。私は駅のホームを歩いていて、電車がホームに入って来てフッと気が付いた。

アッ 私は前に向かって歩いている!

約束は後ろの車両。

慌ててホームを後ろの方へ走った。

後ろで車掌さんがホームに降りてこっちを見ている。

私がいなかったので、後ろの車両から娘がゆうなを連れて降りて来た。

私は、中に入ってと手を振る。娘があわててゆうなを抱いて入るのを確かめながら、私も傍の入り口から入った。

中を歩いて娘に会い、「ごめん、間違えて前の方に行っちゃった」「お母さんらしい」 と笑われた。

本当に、久しぶりに多摩センターに行った。夫が生きていた時には、よく多摩センターに行ったっけ。

あちこち、キティちゃんが描かれている。

まず、お昼を食べる事にした。「ゆなちゃん、うどんがいい」 と言うのでうどん屋さんへ。

その後、ピューロランドへ向かう。「ほら、キティちゃんのお家よ」 と。

でも、中に入ったら、とたんにゆうなが、「怖いから帰る」 と言いだす。ユニバーサルへ行った時と同じ。

「ほら、おんぶしてあげるから」 とおんぶしてエスカレーターで下へ降りる。「怖い。怖い。帰る」と背中でゆうなは泣く。

1Fの中央広場は薄暗い。ゆうなは「怖い、怖い」 と泣く。

それで、小さい子が遊べる大きなフワフワが3つある所に連れて行った。

始めはちょっとしり込みしていたけど、一度入ってぴょんぴょんしたら、もう夢中。

しばらくしたら、係の人が「パレードの為にここが使われるので、しばらくここは閉鎖します」と言う。

「もっと遊ぶ」 と言うゆうなを「違う所に行ってみよう。そしたら、またここに来るからね」 と、そこから出たら、また、暗くて「怖い」と泣き出す。

おんぶして、娘と「パレードは見ない事にしょう。怖がるから。キティちゃんの部屋へ行こう」

キティちゃんの部屋の前には沢山の行列。行こうとしても「怖い」と泣く。

キキララの部屋はあまり人がいなくて丁度、扉が開いて入れる状態になっていたので、入ったら、「怖い怖い」とおんぶされながら足をバタバタして泣く。

扉が閉まり、幼児にしては低くてハスキーな声のゆうなの鳴き声が響く。本当に怖がり。周りの人達が笑う。

係のお姉さんも困った顔をしながらも、プログラムを進める。

キキララの誕生からの映像が流れ、最初は泣いていたゆうなも、次第に黙って見るようになった。

次の部屋の扉が開いて、キキララの部屋に入ったら、「おりる」 と言って、あっちこっちに行き、大喜び。

一緒に入って来た人達がいなくなるまで遊んだ。

それからは、あまり怖がらなくなったので、あちこち、ゆうなが喜びそうな所を回る。

そして、また、あのフワフワの所に行って、好きなだけ遊ばせることにした。

私達は、椅子に座って話ながら、あっちのフワフワ、こっちのフワフワと、3つを楽しそうに走り回るゆなうなを見つめた。

髪をなびかせて、楽しそうに次のフワフワへと、一生懸命に走るゆうなを見ていたら、突然、姉を思い出して胸の奥がジーンとして来た。

家族の中で一番、健康で元気で山が好きでスポーツが好きで、毎年人間ドックに入るほどの姉が、体調が悪くて病院に行った時には、末期の子宮がんだった。検診では見つけにくい子宮体癌がんと肉腫との事だった。

ずっと眠っていた姉が最後に私に語った言葉。

灯りを落としている病室で、ふっと目が覚めて、姉が「ふみちゃん、ふみちゃんは信じられないと思うけど」

と天井を見つめながらハッキリと微笑みながら言った。

「私には、はっきり見えるの。周りが光輝く緑色の森の中なの。ほら、真っ赤なワンピースを着た女の子が走っている。長い髪をなびかせて、楽しそうに走っている。誰だろう。本当に楽しそうに森の中を走っているよ」

そして、微笑みながら目をつむり、それから永遠の眠りに着いた。この世との別れの瞬間には一筋の涙を流して。

私の心の中に永久保存版として、鮮やかに残っている赤いワンピースの女の子の映像が、髪をなびかせて楽しそうに走るゆうなに重なった。

姉は、女の子を熱望していたが子供は3人とも男の子だった。だから、私の娘を自分の子供の様に可愛がってくれた。娘も第二の母のように慕っていた。だから、生きていたら、どんなにゆうなを可愛がってくれただろう。

本当に辛くて悲しい。でも、あの赤いワンピースのお女の子は誰だったのだろう。

私は、自然が大好きだった姉が走っている姿だと思う事にしている。

ゆうなは時々、私達の方に走って来て、ニコッと笑って遊びに走って行く。でも、そのゆうなが、ちょっと眠そうになって来たので帰る事にした。

「イヤ、まだ遊ぶ」

おやつに持って来た、ゆうなの好きなミカンを出して、「あっちでミカンを食べよう、そして帰ろうね。また連れてきてあげるから」

ミカンを食べさせている時に、娘は飲み物を買って来ると自販機を探しに行き、ゆうなの大好きなバニラアイスを、買って来た。

最中のアイスの一個は多すぎるので、私と半分こ。と言っても1/3個を渡す。

「みかんとバニラとお口で混ざっちゃうね」と私。「混ざっちゃう」といいながら、ゆうなは美味しそうに食べた。

帰りは、やっぱり電車の中で眠ってしまって、家まで私がおんぶして送って行く事にした。

駅を降りて歩いていたら、保育園のお友達に会い「あ、ゆうなちゃん、遊ぼう」 と言われたが、ゆうなは私の背でぐっすり。

家に着いて、そっと下したが、目を覚まし、「あ、お家だ」 とニッコリとして大好きなヌイグルミを抱きしめた。

買って来たキティちゃんのジグソーパズルを、し始めたゆうなを見ながら家に帰った。

楽しい一日だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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