art de vivre

ワインラヴァーであります。
日々を豊かにしてくれるワインと
お菓子作り、ちくちく手仕事、週末別荘のお話。

耐えがたきを耐えたモノが田舎暮らしを制す!?

2010-01-20 09:20:09 | maison de campagne ~べっそう~
極寒の日本。
この冬は例年にも増して寒さが厳しいようです。
勝浦も例外ではありません。
ていうか、我らにとって冬の勝浦は初めて。
寒い~寒い~寒すぎる~

“耐えがたきを耐え、忍びがたきを忍び”
北国の人たちがいかに忍耐強いか、よ~~~くわかるこの冬であります。
朝、庭は霜で覆われ真っ白に。
家の北側は一日中霜柱が消えません。
窓ガラスの結露は凍りつき、とうとう窓が開かない状態。
夏の間、18畳もあって広々と気持ちいいね~~と言っていたリビングは、
石油ストーブ、石油ファンヒーター、エアコンと3台がフル稼働。
そして、これも広すぎる3畳ほどもある浴室は、床のタイルがめっちゃ冷たく、
風呂場で倒れるというのもよ~くわかります。
倒れないように、、
浴室の扉を開け放し洗面所からストーブで暖めながら入ります。
トイレも1畳近くあり、無駄な広さが寒さにつながります。
便座の温かさが救い。
トイレ、風呂なんかはちんまりコンパクトでいいのです。

そして、
とうとう一昨日は、
千葉に戻ったわたしの携帯にお向いさんからtel。
“外の水道からバシャバシャ水が出てますよ~”
あらら~、水が凍り水道管が破裂!?ですね、これは。
元栓を締めて、蛇口を捻っておかなくてはいけなかったのです。
と、お向いさんが教えてくれました。
井戸のポンプのところにある元栓を締めてくださったみたい、ありがとうございます。
平日は留守にしてるわたしたちにとって、
ご近所さんの親切はとてもありがたいものです。
それにしても、田舎暮らしとは大変だなぁ。。

さて、
先週末に話はもどり、
土曜日の昼過ぎ勝浦に到着し昼食を終わったところで草刈りM氏がいらっしゃった。
いつになく早い登場でございます。
お腹いっぱいで油断していたところにカウンターパ~ンチ!
またもやハクサイ、キャベツ、ネギなどたくさんいただいてしまいました。
手ぶらでいらしてくれればいいのに、気を遣わせてしまってるかな。
そして初めて我が家に上がっていただいてしばらくおしゃべり。
話は様々に展開し、おもしろおかしく時間が過ぎてゆきました。
“耐えがたきを耐え”てきた北国山形の人にしては、とっても陽気なM氏。
お見かけは、南の島の楽園でそこら辺にあるお芋や果物、
海で捕まえた魚なんかを好きなときに好きなだけ食べて
の~んびり暮らしているような南方系なのだけれど、
…きっと“忍びがたきを忍び”はグッ!と内にしまっておられるのでしょう。

今我が家で懸案の庭をどーするか?
実は先週教わった植木屋さんに寄ってから来たのだけれど、
あいにく植木屋さんは留守だった。
そんなことを話すと、
お世話焼きのM氏はすぐに電話してくれて話を付けてくれた模様。
植木屋さんが今週来てくれて、
どんな木がこの土地に合うか見てもらうことになった。

よって今回の作業方向は決まり!
汚いフェンスを取り払おう。
ってことで取りあえずメインなストリート側の角から4、5枚をオットが取り払った。
 (ちなみにもうタケノコ掘り(下の国道沿いで売っている)が始まっているようで、
  メインなストリートは軽トラがさかんに行き来しています。
  タケノコを狙ってイノシシも出没してるらしい…
  金曜日の午後1時半、お向いさんちのすぐそばに出たらしい…)


すると、さっぱりきれいになりました。
枯れて枝をさんざん切られたカナメモチが残ってますが。
なんせ枯れ木なので美しくはないけれど、朽ち果てたフェンスがいかに醜かったか!?
ご近所さんに訊くと、カナメモチはこの土地に合わないみたい。
みんな病気になるらしい。
ここ千葉では生垣にたくさん植えられているというのに…。
植木屋さんと相談して家の周囲の植栽も考えましょう!
わたしは今、庭のレイアウト図を作成中。
想像ばかりたくましく夢ごこちでとても楽しい作業。
これをたたき台にして、完成形に近づけて行きましょう。

夜は満天の星~☆
冬は空気が澄みきって、星々がくっきりとたくさん見える。
まず目に入ったのが南の空のオリオン。
北にはカシオペア。
その右下にたぶん北斗七星の灼の部分かな?
逆さになっているようで自信はないのだけど…
恥ずかしながらわたしの乏しい星の知識(とも言えないくらいの)では、
悲しいかな以上でほとんどフル出場。
あまりにもたくさんの星は、何が何だか分からない状態。
贅沢で静謐なひととき…。
星を見ていると、とても大きく深いものを感じます。
太古の昔に人々が眺めてきたその様子と現在もほとんど変わらないでしょう。
わたしたちが目にするもので、
これほど神秘的でプリミティブなものがあるのかな?
夜の9時、庭を踏みしめるともうすでに霜が降りてパリパリ。
肌をさす冷たい空気と霜のパリパリと煌めく星々は、
自然のすばらしさや怖さ、すべてをひっくるめた偉大さを、
触感や視覚でわたしたちに伝えてくれているようです。