■双曲放物面シェルの屋上出口
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53号館・54号館の屋上
Photo 2010.3.19
52~54号館の屋上の中央には屋上出口があるが、その上屋の形はちょっと変わった形をしている。
下の階から上ってくる階段が互い違いであるため、屋上には二つの三角形が飛び出すのだが、それらを双曲放物面(Hyperbolic paraboloid)という曲面をしたコンクリートシェルで覆っている。
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53号館4F渡り廊下から、52号館の屋上出口
Photo 2008.4.21
現在は屋上へは出られないようになっていて、直接触れることができない。ただ、私が学生の頃は53号館の4階渡り廊下から、3階建ての52号館の屋上へ行くことができた。天気の良い昼休みなどに、この馬の背のような屋根の上でひなたぼっこをしている学生もいた。
なかなか美しい曲面をしているが、コンクリートでこのやや複雑なシェルを造るのは結構大変だったのではないだろうか。ただそれだけに、型枠を外してきれいにできているのを見た時は、さぞかしうれしかっただろうな。
大阪大学大学院情報科学研究科 > 双曲放物面2
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