食糧ビル(旧東京米穀取引所・佐賀町エキジビットスペース)
所在地:江東区佐賀1-8-13
建設年:1927(昭和2)
構造・階数:RC・3F
備考 :2002(平成14)閉鎖・解体
以下、特記のないものは全て2002.11.6撮影
もともと米穀取引所として建てられたという建物。
1990年代は佐賀町エキジビットスペースとなり、演劇の拠点などとして活用されていた。
1階部分はコンクリートモルタルの外壁。2階以上は光沢のある磁器タイル。銅製の雨樋が光る。
建物1階部分には正円アーチが並ぶ Photo 1991.8.11
正面左側のファサード
窓枠などもアルミサッシなどに変更されておらず、当初の姿をよく遺していた。1階の引き違い扉は木製?。モスグリーンの色も意外に馴染んでいた。
正面ファサード中央上部
中央部のみ3階にアーチ状の装飾が付く。テラコッタだろうか?。○の中にKと書かれたエンブレムがあるが、何故Kなのかは知らず。
正面入口部分
三方?から中庭にアプローチできるような空間構造になっており、際立った正面性は持っていない。やや地味とも言える玄関部分。写真ではほとんど見えないが、アーチ上部には「食糧ビルディング」の名が掲げられている。
中庭に至る通路に付けられた上階への階段
1Fの各部屋は、道路側もしくは中庭側から直接入る造りになっていたようで1Fには廊下があった記憶がない。また玄関ホールの類もなく、上の階へは中庭への通路の途中に階段があって、そこから上る構造になっていた。
その1 外観など その2 中庭 その3 内部 その4 その他
食糧ビル/佐賀1丁目 - ぼくの近代建築コレクション
Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 江東区 #近代建築 #オフィス