都市徘徊blog

徒然まちあるき日記

食糧ビル その1 外観

2019-03-02 | 江東区  

食糧ビル(旧東京米穀取引所・佐賀町エキジビットスペース)
所在地:江東区佐賀1-8-13
建設年:1927(昭和2)
構造・階数:RC・3F
備考 :2002(平成14)閉鎖・解体
    以下、特記のないものは全て2002.11.6撮影

 もともと米穀取引所として建てられたという建物。
 1990年代は佐賀町エキジビットスペースとなり、演劇の拠点などとして活用されていた。

 1階部分はコンクリートモルタルの外壁。2階以上は光沢のある磁器タイル。銅製の雨樋が光る。


建物1階部分には正円アーチが並ぶ  Photo 1991.8.11


正面左側のファサード

 窓枠などもアルミサッシなどに変更されておらず、当初の姿をよく遺していた。1階の引き違い扉は木製?。モスグリーンの色も意外に馴染んでいた。


正面ファサード中央上部

 中央部のみ3階にアーチ状の装飾が付く。テラコッタだろうか?。○の中にKと書かれたエンブレムがあるが、何故Kなのかは知らず。


正面入口部分

 三方?から中庭にアプローチできるような空間構造になっており、際立った正面性は持っていない。やや地味とも言える玄関部分。写真ではほとんど見えないが、アーチ上部には「食糧ビルディング」の名が掲げられている。


中庭に至る通路に付けられた上階への階段

 1Fの各部屋は、道路側もしくは中庭側から直接入る造りになっていたようで1Fには廊下があった記憶がない。また玄関ホールの類もなく、上の階へは中庭への通路の途中に階段があって、そこから上る構造になっていた。


その1 外観など  その2 中庭  その3 内部  その4 その他
食糧ビル/佐賀1丁目 - ぼくの近代建築コレクション

Tokyo Lost Architecture
#失われた建物 江東区  #近代建築  #オフィス 
コメント
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