I邸
所在地:港区 虎ノ門3-19-3
構造・階数:木・2F
解体年:2018(平成30)
Photo 2018.5.10
愛宕山の西南側の一角の奥にあった洋館。いつ頃建てられたのかは不明だが、戦前のものとも思われるもの。
ギャンブレル屋根の2階建てで緑色のトタン葺きで、ドーマー窓が付くちょっと可愛らしい建物。愛宕山の丘の斜面に建っていたので、玄関にたどりつくまで十数段、ほぼ一階分の階段があり、下から見上げた時の姿が格好良いお家だった。
Photo 2018.5.10
都心だけに周辺には高層のマンションやオフィスが多い。一昨年に訪れた際、既に南側の通り沿いの方は木造家屋群が解体されていて、この近所も空き地や空き家が多くなっていたので、今後どうなるのだろうと思っていたが、その後、半年のうちに解体されてしまった。
東側には愛宕グリーンヒルズの高層ビルが聳えている。ここまで背の高いビルではないようだが、この家があった一角にもビルが建つようだ。
北側から Photo 2008.5.21
一つ上の段に建つ家々へアプローチする階段が東側にあり、そちらを上るとこの家を北側から眺めることができた。上から見ると、玄関部分は瓦葺きの切妻屋根だったことがよくわかる。またこの時点では屋根は塗り直されておらず、比較的おとなしい緑色だった。
Tokyo Lost Architecture
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