「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

同年齢同学年の海部俊樹元総理のご逝去に思う

2022-01-14 09:57:38 | 2012・1・1
第77代総理大臣、海部俊樹氏が1月9日ご逝去されていた旨、関係筋から発表になった。もう政治家としては過去の人だが,1989年から91年まで約2年間、2次にわたって内閣総理大臣を務められた。海部氏は1931年(昭和6年)1月2日生まれで、誕生日を迎えたばかり、来月91歳になる老生とはほぼ同年齢、同学年である。それだけに氏には何とはなく親密感があるが,海部氏とは生前1回だけおあいしたことがある。それは数年前老生の仕事仲間だった仲間の女性が、「生前葬」をホテルで催したさい、女性と早稲田大学雄弁会で女性と一緒だった海部氏が挨拶し「生前葬」を皮肉たっぷり批判した。海部氏のご葬儀がどのように行われるかー。老生は氏のご逝去を知り、あの時の氏の挨拶を思い起し、なぜ、氏の死が数日間も公表されなかったのか―。氏の希望なのだろうか。

海部内閣時代の2年間は経済的にはバブルの時代で日本の社会もジャパン.ナンんバーワンで高揚感に満ちていた感じだった。自衛隊がペルシャ湾に̪初めて掃海艇を派遣したのもこの時代であった。しかし、与党自民党内部のYKKで象徴される派閥争いが激しく、また世代ギャップのはざまの時代でもあって、海部氏はこれに埋没されたような感じが老生にはするのだが。合掌


海部

kaifu