厚生労働省のコロナ専門家分科会で5-11歳の子供向けワクチン接種について特別承認されたものに限り、実施が承認された。ただし、法律上の実施「努力義務」は持ちこされた。700万人―800万人が対象で早ければ、3月中にも実施されるという。「努力義務」というもって回った条件はあるにせよ歓迎だ.。
のっけから無関係の話のようだが、日本人の昭和1桁以上の世代(85歳)の右腕には四つか六つ、戦前、結核と同じように”死に至る病”といわれた天然痘のワクチンを接種した跡がある。遠い昔のことで忘れかけてきたが、確か小学校へ入学する際、接種したような気がする。その天然痘は戦後1958年、WHOから絶滅宣言がなされ、80年にはワクチン接種も廃止された。
オミクロン株で世界的に加速増大してきたコロナ禍だが、皮肉なことにこれに反発するかのように欧米ではワクチン接種反対運動が起きている。ネット情報では日本でも街頭デモをしていた。子供向けワクチン接種は遅きに失した感がないでもない。「努力義務」などといわず、即時実施すべきだ。気になることは日本のワクチン接種率(2回目)が80%前後でたかまどまりしていることだ。