「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

”ロコモティブ.シンドローム」 ジョギングを過信するな

2015-04-06 06:25:01 | Weblog
調べ事があって10年前の日記を見直してみたら、4月5日の記述に”左足の痛み散歩できず”とあった。当時まだ僕は元気で毎朝、地域のラジオ体操に参加し、一日万歩計をもって1万歩は歩くように努めていた。早速、近くの整形病院へ行き、診断を受けたところ、レントゲン撮影の結果、左膝の半月板が多少摩耗しているということであった。日記を見ると、それから1か月ほど通院し、いわゆる”電気治療”をしたが、痛みが多少弱まったのか、それとも効果がなかったのか通院は止めてしまった。

一昨年11月、僕はついに痛みに耐えきれず、人工関節置換手術に踏み切った。この10年間は振り返ってみると膝の痛みとの闘いであった。最初の病院の”電気治療”に飽き足らず、別の整形病院で、マッサージ中心の治療に当たった。それも、あまり効果がなく、医師の勧めでジョギングを控えめに、もっぱら自転車を乗り回した。それでも痛みがとれないので、スポーツジムへ行き、水中歩行とマッサージを受けた。これは治療を受けた直後は確かに効果があったようだが、すぐに痛みは倍加した。”結局、セカンド.オピニオン”を求めて総合病院へ出かけ、医師の診断で入院、手術することになったわけだ。

高齢者にとって最大の”敵”は、腰膝の痛み”ロコモティブシンドローム”予防ではないかと思う。膝腰の痛みが激しくなり歩けなくなれば、家に閉じこもりになり老化は深まり認知症になる確率も多いという。しかし、”ロコモテイブ.シンドローム”予防の正しい指導は残念ながらない。今の主治医の話では、半月板の摩耗は老化が原因だが、若い時からの歩き方も影響しているという。そういえば、僕は若さに任せてただ歩いていただけで、踵から着地して手を大きく振る正しい歩き方をしていなかった。”ロコモティブ.シンドローム”には、ジョギングを過信しないほうがよい。

(本日、年に4回の事後診断の結果、順調に回復しているとの事であった。)


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