先日の信州への旅で”おやき”を堪能してきた。”おやき”は、最近は東京でも時々
売られているが、信州生まれの素朴な食べ物だ。小麦粉を練って皮を作り、その
中に野沢菜、ナス、大根、カボチャなどをくるみ,蒸したり、焼いたりしただけのもの
だが、やはり不思議と現地でたべるのが、一番おいしく感じる。
老妻の実家は善光寺さんのお膝元の長野市の在だが、このあたりでは蒸して食べ
る”おやき”が主流だ。彼女の話では、昔はお盆とか彼岸など仏事のさい、家庭で
作って食べたそうだ。これが一般化したのは何時ごろからであろうか。半世紀前僕
が長野で勤務していた時にはなかった。
”おやき”ほど知られていないが、この地方で”おせんべい”と呼んでいる郷土食が
ある。一般の”おせんべい”とは違う。小麦粉を練って、これに”おやき”と同じような
野菜の具を混ぜ、フライパンで焼き、これにお好みのソースやマヨネーズをつけて食べ
るだけのシンプルなものだ。北海道の会社で同僚だった長野市出身の親友が、この
”おせんべい”が大好きで、よく一緒にこれをオカズに酒を飲んだものだった。
東京生まれの僕には、こういった郷土食がないのが寂しい。しいてあげれば”くず餅”
ぐらいであろうか。半世紀前、長野からわが家に嫁いだ老妻は、東京にくる前までは食
べたことはなかったといっている。亀戸の天神や川崎大師の名物で、一般の家庭では
作ることはない。その意味では”おやき”や”おせんべい”とは違うがー。
売られているが、信州生まれの素朴な食べ物だ。小麦粉を練って皮を作り、その
中に野沢菜、ナス、大根、カボチャなどをくるみ,蒸したり、焼いたりしただけのもの
だが、やはり不思議と現地でたべるのが、一番おいしく感じる。
老妻の実家は善光寺さんのお膝元の長野市の在だが、このあたりでは蒸して食べ
る”おやき”が主流だ。彼女の話では、昔はお盆とか彼岸など仏事のさい、家庭で
作って食べたそうだ。これが一般化したのは何時ごろからであろうか。半世紀前僕
が長野で勤務していた時にはなかった。
”おやき”ほど知られていないが、この地方で”おせんべい”と呼んでいる郷土食が
ある。一般の”おせんべい”とは違う。小麦粉を練って、これに”おやき”と同じような
野菜の具を混ぜ、フライパンで焼き、これにお好みのソースやマヨネーズをつけて食べ
るだけのシンプルなものだ。北海道の会社で同僚だった長野市出身の親友が、この
”おせんべい”が大好きで、よく一緒にこれをオカズに酒を飲んだものだった。
東京生まれの僕には、こういった郷土食がないのが寂しい。しいてあげれば”くず餅”
ぐらいであろうか。半世紀前、長野からわが家に嫁いだ老妻は、東京にくる前までは食
べたことはなかったといっている。亀戸の天神や川崎大師の名物で、一般の家庭では
作ることはない。その意味では”おやき”や”おせんべい”とは違うがー。
長野県には”信濃の国”という県人なら誰でも知っている共通の歌があります。しかし、一方では北信(長野市)中信(松本)南信(諏訪)
東信(上田)で、食習慣も微妙に違うようです。たしかに食糧難の時の影響が残っている人もいますね。今回土産に善光寺近くの院坊に卸している店で買ってきましたが、安くて美味しかったです。