「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

ガンとの”共存”16年

2016-06-16 06:35:35 | 2012・1・1
昨日、国立病院へ膀胱ガンと大腸ガン、二つの手術後の事後チェックに出かけたが、幸い再発も転移もなかった。膀胱ガンの4度目最後の再手術は平成23年6月だから、この3年間、無事に推移している。一方、大腸ガンは二度目の手術が今年1月だから、まだ半年しかたっていないが、とにかく無事だった。この気持ちは、まるで入学試験に合格した時のように嬉しいものだ。

考えてみると、僕のガンとの”共存”はすでに16年になる。膀胱ガンが初めて発見されたのは平成12年6月、血尿が出て近くの医者にみて貰ったら、前立腺肥大からくるものだという診断だった。しかし、排尿時、猛烈な痛みを伴うので、国立病院で精密検査をしたら膀胱ガンであることが判った。早速、患部の摘出手術が行われ、術後も年に数回、チェックしてもらい、5年間無事推移してOKとなった。ところが、10年たった平成22年、そのガンが再発してしまった。医者は否定しているが、僕は当時服用していた糖尿病薬アクトスが原因だと思っている。アクトスは欧米では発売が禁止されている。

大腸ガンは2年前の区のメディカル.チェックで発見された。国立病院の診断では、初期のステージⅡだったが、腹腔手術が行われた。しかし、術後1年後の診断で、患部の近くに再発が見られ今年1月、今度は開腹手術で摘出された。ガンは手術後5年間は事後チェックが義務づけられているそうだが、どうやら、僕の場合は、人生最後の日までガンとの共存が続きそうである。この共存で得た教訓は、ガンは早期発見にこしたことはない事だ。その意味で新聞に出ていた、簡単な尿検査だけでガンが発見できる装置の発見は素晴らしい。早期実施が待たれる。

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