「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

男の平均寿命、80歳に近づいたが!

2013-07-27 06:31:37 | Weblog
日本人の平均寿命(2012年度)が発表になった。男性は79.94歳で過去最高、もう少しで80歳代に突入する。一方、女性は86.41歳で3年ぶりに世界一に返り咲いた。すでに数年前に男の平均寿命をクリアーしている僕だが、ご同慶の至りだ。と、いっても諸手をあげて長寿社会の到来を喜んでばかりはいられない。

老人を取り巻く環境はきびしい。昨日も知り合いから電話が入り、共通の知人がマンションで孤独死していたという。つい最近ある会合で会ったばかりだ。僕より若く70歳代の後半である。家族はなく、これまた独身だった弟さんと同居してたが、数年前に弟さんが死亡した。死因はわらないが、熱中症の疑いもあるようだ。熱中症といえば、先日も70年来の旧友も夜中に熱中症から38度の高熱になった、とメールで知らせてきた。エアコンを消して寝たのが原因らしい。

首都圏は7月來、猛暑が続いている。今年5月、白寿(99歳)のお祝いをした大先輩もダウンしてしまった。インドネシアから同じく白寿の女性が来日、再会を楽しみにしていたのだが。でも先輩の場合はお孫さんが同居していて入院手続きすべてをやって貰えた。同じく93歳独身の旧友も入院したと、地元の福祉関係者から連絡があった。また僕と同年配の元気だった旧友も結核が再発、再入院した。70歳代の老夫婦がやっている、かかりつけの理髪店の前を通ったらシャッターが下りたままになっている。夫妻のどちらかが倒れてしまったのであろう。

長寿社会の到来は嬉しいが、健康に長生きするということは大変なことである。気象庁の予測によれば8月も例年にくらべて猛暑だという。後期高齢者のご同輩お互いに健康に注意しましょう。

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2 コメント

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感知 (chobimame)
2013-07-28 17:58:29
私も母に注意をしたのですが、電気代がもったいないと思わずにクーラーを使うこと。そして喉が渇いたと思っていなくても、定期的に水を飲むこと。
年齢が増すと、温度に関する体感が鈍り、喉も乾きも感知できないのだそうです。
喉は「乾いた」と思った時は、もうすでに水分が不足している状態だと医者が言っていました。
喉が乾かなくとも、ちょこちょこ水分をとりましょう。
高齢者だけでなく、今年は子供も大変だそです。
この気温の高さで手足口病が蔓延しているそうです。
気温が上がり、亜熱帯みたいな気候だと、流行らずともよい病気が蔓延するそうです。
今年は格段と暑いです。
7月でこの暑さですから、8月を思うと恐怖です。
もう秋になって欲しいと思います。夏の暑さは十分に満喫しました。
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未知の暑さ (kakek)
2013-07-29 07:32:26
chobimame さん
ここ数年の日本の暑さは異常です。恐らく日本人がこれまで体験したことがないのでは。昔も日射病はありましたが、いまの熱中症とは違うような気がします。それに家屋の構造が変わってきました。
先日、広尾の昔の東京が残る緑の多い、知り合いの家にお邪魔したら、エアコンがなくても十分涼しさを感じました。緑の喪失も暑さに関係がありますね。
これから8月だというのに、うんざりです。高齢者はとくに気をつけましょう。
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