きのう近所のお寺でお釈迦様の誕生を祝う潅仏会(かんぶつえ)のお祭りがあった。
稚児行列に子供たちが参加できるようにとの配慮から、本来は4月8日なのが週末
に延期されて行われた。僕らの子供の時には、花祭りといえば、お釈迦様の仏像に
甘茶をかけ、そのお残りを頂戴するのが楽しみだった。ところが、きのうのお寺では
その儀式もなく甘茶の振舞いもなかった。
日本人の仏教離れがいわれて久しい。そういう僕も春秋二回のお彼岸とお盆ぐらい
しかお寺参りをしない”仏教徒”だが、最近、都会では葬儀でさえ"お別れの会”や
"偲ぶ会”で代行し、ご遺骨を故人の好きだった海などに散骨する遺族も出てきたと
いう。まさか”私はお墓にはいません”という「千の風」の影響ではないとは思うが。
先日小ブログ(4月9日)は、東京の増上寺で行われた「御忌大会」の儀式のすばら
しを誉め讃えたばかりだが、折角あのような仏教伝統儀式があるのだから、庶民レ
ベルでも昔からの「潅仏会」や甘茶のサービスぐらいはしょらないで欲しいものだ。
お隣の韓国では、4月8日(旧暦)は「釈迦誕生日」として国民の祝日となっている。
"名ばかり”の仏教徒にせよ、信徒やお寺の数は日本の方がはるかに多い。その
日本人のどれだけが、お釈迦さんの誕生日を知っているだろうかー。一部のお寺
だけと信じたいが、仏教儀式の形骸化が確かに進んでいる。そして、それによって
仏教離れも進んでいる気がする。
稚児行列に子供たちが参加できるようにとの配慮から、本来は4月8日なのが週末
に延期されて行われた。僕らの子供の時には、花祭りといえば、お釈迦様の仏像に
甘茶をかけ、そのお残りを頂戴するのが楽しみだった。ところが、きのうのお寺では
その儀式もなく甘茶の振舞いもなかった。
日本人の仏教離れがいわれて久しい。そういう僕も春秋二回のお彼岸とお盆ぐらい
しかお寺参りをしない”仏教徒”だが、最近、都会では葬儀でさえ"お別れの会”や
"偲ぶ会”で代行し、ご遺骨を故人の好きだった海などに散骨する遺族も出てきたと
いう。まさか”私はお墓にはいません”という「千の風」の影響ではないとは思うが。
先日小ブログ(4月9日)は、東京の増上寺で行われた「御忌大会」の儀式のすばら
しを誉め讃えたばかりだが、折角あのような仏教伝統儀式があるのだから、庶民レ
ベルでも昔からの「潅仏会」や甘茶のサービスぐらいはしょらないで欲しいものだ。
お隣の韓国では、4月8日(旧暦)は「釈迦誕生日」として国民の祝日となっている。
"名ばかり”の仏教徒にせよ、信徒やお寺の数は日本の方がはるかに多い。その
日本人のどれだけが、お釈迦さんの誕生日を知っているだろうかー。一部のお寺
だけと信じたいが、仏教儀式の形骸化が確かに進んでいる。そして、それによって
仏教離れも進んでいる気がする。
ところで、韓国は散骨が多いみたいですよね。国が狭いからかな。
日本では仏教のイメージが暗いですね。多分、お寺と檀家との関係が葬儀中心だからと思います。せっかく伝統的にすばらしい文化があるのですから、もったいない感じがします。
面白いですね、
でも、そのおかげで、落ち着いた日本独自の仏教思想が生まれる契機になったのかもしれません。
ただ、わたしとしては、
森羅万象すべてものに、神が宿り、
すべてのものに自らの命と同じものを見出し、畏れ、敬う、神道の明き心こそ日本人のルーツと思えるのですが・・・。
誤解を招くといけませんので言い添えますが、
もちろん私は、いわゆる右翼は嫌いです。
そういえば、先日こんなことがあったと聞いています。
この時期、そこかしこで満開を迎えている桜ですが、
わたしの地元の名物桜通りの下を、街宣車が通れない高さに枝があるといういちゃもんを市役所に入れて、馬鹿右翼が阿呆な市役所職員に見事な桜の枝を切らせたというのです。
まさに、「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」です。
今年の甘茶は手強く、味の落ち着きを見せるまで
3日もかかっているようです。
この時期は何処からともなく老若男女湧き出てきて、
お釈迦様に甘茶をかけ、甘茶(無料)を飲んでいきます。
仏教離れを無くすのはやはり僧侶の力量にかかっていますね。
訳の分からないお経だけを唱え、高額な料金設定は
意味を知らない人たちにとって、
無用の長物になってきているのだと思います。
心の拠り所、診療所になるべく
当山は日々精進しています。
是非 飲みにいらして下さい。
コメント有難うございます。
やはり海を渡ってくるときに”染色”されたのでしょうかー。僧侶の衣というと日本では墨染めの衣が浮かびますが、日本の気候では黒が似合いますがタイヤビルマ、スリランカではあまり見ませんですね。平均的な仏教徒です。
都会だけの現象かもしれません。
しばらく甘茶の味から遠ざかっているので夫婦で出かけましたが、甘茶がなくインスタントの紅茶を2百円(クッキーつき)出して飲んできました。
境内で開かれた蚤の市で折角たくさん人が集まっていました。仏教に触れるよい機会なのに残念に思いました。
一度、参拝の機会を持ちたいものです。
ご住職によろしくお伝えください。勝手なことを書いてごめんなさい。