今は死語に近くになったが、他人にすべて頼ることを”おんぶにだっこ”という。おんぶは母親も背中におぶさること、だっこは胸にだかれるという、いずれも幼児語だが、最近、この風景自体日本ではあまり見られなくなってきた。昭和30年頃までは、胸に赤ん坊を抱いたり、ネンネコにくるめて背負った母親の姿は日常的だったのだがー。
先日民放テレビの情報番組を見ていたら、最近幼児をを紐で結び一緒に歩行する姿が日本でも見られるようになってきた。僕はまだ見たことはないが、老妻は見たそうだ。画面でそれを紹介していたが、「キッズ.ベルト」(子供ひも)というそうだが、古い頭の僕には、なにか”猿まわし”か、飼い犬を鎖で引っ張っているようでイヤだ。外国では流行しているそうで、日本でもネットで千円少しだせば、入手できるそうだ。
物持ちの良かった亡父の文庫の中に、僕の80年前の迷子札がまだある。小判形をした薄い木札で、表面には僕の名前と当年5歳、裏面には亡父の名前と住所が書かれてある。48歳の時に初めて生まれた男の子だったので、父親の僕に対する溺愛がよく判り嬉しかった。
今流行の「キッド.ベルト」なら迷子札は必要ない。おそらく、これは迷子予防ではなく、幼児が人込みの中で道路に飛び出し交通事故にあわぬためのものだろうか。もう半世紀も前だが、僕も長女がバス.ターミナルの列から道路に出て、危うく轢かれそうになった。2,3歳の幼児期には、こういう時期がある。
”おんぶにだっこ”もそうだが、風俗は時代とともに変わってくる。戦前昭和の時代には東京でもネンネコ姿の母親の”江戸の子守り歌”の歌声が聞かたが、今はそんな、のどかな風景はない。
先日民放テレビの情報番組を見ていたら、最近幼児をを紐で結び一緒に歩行する姿が日本でも見られるようになってきた。僕はまだ見たことはないが、老妻は見たそうだ。画面でそれを紹介していたが、「キッズ.ベルト」(子供ひも)というそうだが、古い頭の僕には、なにか”猿まわし”か、飼い犬を鎖で引っ張っているようでイヤだ。外国では流行しているそうで、日本でもネットで千円少しだせば、入手できるそうだ。
物持ちの良かった亡父の文庫の中に、僕の80年前の迷子札がまだある。小判形をした薄い木札で、表面には僕の名前と当年5歳、裏面には亡父の名前と住所が書かれてある。48歳の時に初めて生まれた男の子だったので、父親の僕に対する溺愛がよく判り嬉しかった。
今流行の「キッド.ベルト」なら迷子札は必要ない。おそらく、これは迷子予防ではなく、幼児が人込みの中で道路に飛び出し交通事故にあわぬためのものだろうか。もう半世紀も前だが、僕も長女がバス.ターミナルの列から道路に出て、危うく轢かれそうになった。2,3歳の幼児期には、こういう時期がある。
”おんぶにだっこ”もそうだが、風俗は時代とともに変わってくる。戦前昭和の時代には東京でもネンネコ姿の母親の”江戸の子守り歌”の歌声が聞かたが、今はそんな、のどかな風景はない。
子持ちの知人に意見を聞いたところ、幼児はちょこまかして危ないし、目を離して迷子になれば誘拐にも繋がるので、危険回避として仕方ないとの話でした。
なるほどと思いました。
誘拐まで視野に入れねばならない社会になってしまった恐ろしさ。そんな社会での子育ては、親にとって過酷な環境ですね。
確かにわが子を綱で結んで歩く姿は醜いですね。2,3歳児は、ちょこまかしていて危ないですが、きちんと見張っておれば危険はありません。年寄りになると、自分が体験したことのないのは異様に感じますが、この子供紐は頂けませんね。しかし、昔はなかった、子供をだっこする器具は母親も楽そうですね。名前は何というのでしょうか