「老人タイムス」私説

昭和の一ケタ世代も高齢になりました。この世代が現在の世相をどう見て、考えているかーそのひとり言。

木枯らしが吹いても”クールビズ”

2014-11-26 06:24:51 | Weblog
”クールビズ”の期間にノーネクタイの気楽さに慣れてしまったらしい。木枯らしの季節になってもネクタイをするるのがおっくうになった”(読売新聞朝刊コラム「編集手帳」)。日本人が今年は、冬の到来迩しというのに、ノーネクタイの服装が多いように僕には感じられる。NHKの朝のニュース「お早う日本」のアナウンサーもノーネクタイである。ノーネクタイが悪いというわけではないが、老人の僕にはやはり何か抵抗がある。

”クールビズ”は、もともと環境省が節電を目的に室温を28℃に保つため、5月1日から10月31日まで期間限定で、公的の場でも簡潔な服装でもよいと呼びかけ始まったものだ。数年前から”クールビズ”は、日本の社会でも定着し、国の重要法案を審議する国会の場でも、総理をはじめほとんどの閣僚が、ノーネクタイの”クールビズ”で答弁に当たっている。

高温多湿の日本の夏、しっかり背広を着こみ、ネクタイを締めて通勤するのは、確かに苦行である。その意味では”クールビズ”は大歓迎なのだが、木枯らしが吹いても公式の場でノーネクタイ姿は、如何なものだろうか。社会のけじめを守る意味から、最低国会議員ぐらいはTime(時間)Place(場所)Occasion(機会)-のTPOに応じた服装はして貰いたいものだ。先日、病室で見たテレビの画面には、ノーネクタイの野党の若い議員の姿があった。

TPOといえば、選挙の候補者がラフな姿で宣伝車から白手袋でマイクを握り、支援を呼びかける姿も頂けない。白手袋は多分”自分の手はこのように潔白です”という意味なのだろうが、それなら、モーニング姿か紋付き袴の正装の方が似つかわしい。

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1 コメント

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しまらない (chobimame)
2014-11-27 09:31:02
クールビズ、ウォームビズ、温暖化対策もわかりますが、やはり場所を弁えろと思います。営業マンがノーネクタイでくると不快です。会社のレベルを疑ってしまいます。
仰る通り、議員は国民の代表ですから折り目正しく正装で演説するべきです。セーターやTシャツで演説していると、有権者をバカにしているのかと思います。昨今の議員は、国を憂うより、自分の財布を肥やす事に熱心ですが、服装の乱れは心の乱れと、昔の人は、よく言ったものだと思います。
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