きれた「福田総理の昭和51年の記憶」

昨日の参院予算委の国会中継をテレビで見ていたら、珍しく福田総理が”逆ぎれ”
していた。民主党の蓮ほう（舟編に方）議員がが年金紛失問題に関連した社保庁
の"無駄遣い”を追求中の出来事であった。議員が”総理は昭和51年の出来事を
覚えているか？”と執拗に質問したあとだった。昭和51年は総理が民間会社を辞
め父赳夫氏の秘書になった年である。

蓮ほう議員は社保庁が作った「窓口対応マニュアル」の中に、相談者の記憶を戻
す一助に”「特定年度の重大ニュース」を示すーの一項を設けたことに対して、これ
はクイズみたいでムダだ”という”質問のようだ。これに関係づけて総理に質問した
わけだが、総理は”知らない”と不承不承に応えた。僕もそうだが馬齢を重ねると
年によっては、その年何があり、何があったかわからなくなる。

総理は小泉内閣の官房長官当時、個人の年金問題を追及されれて職を辞した苦
い記憶がある。蓮ほう議員が総理の答弁中に口を挟んだこともあって、ついに逆
きれしたのか感情が顔に出て”補正予算を早く通してください”と答弁していた。

民主党議員の中には菅代行を始め、質問にトゲがあり品位がないように思われる。
それに何から何まで総理に答弁を求めるのはおかしい。総理がすべて細かいこと
まで知っているわけはない。総理も人間である。自分の娘みたいな年齢（総理は７１
歳、蓮ほう議員は40歳）から執拗にヒステリック（僕にはそうみえた）に質問されれ
れば切れるのも当たり前だ。