先日通常国会の開会式の模様をテレビで見ていたら所どころの議員席に華やいだ和服姿の女性議員と紋付袴の男性議員が見られた。率直な第一印象は、この国難(野田総理の言葉)の非常時ともいえるときに、この議員たちは何を思っているのか、と違和感を感じた。しかし、これは僕の不勉強であって、和服姿の議員たちは「和装振興議員連盟」所属の先生方で、毎年新年の通常国会には和服姿で登院する慣わしなのだそうだ。
新聞に”呉越同舟”という見出しで、民主党の前原政調会長と自民党の谷垣総裁が池坊保子公明党議員を中に挟んでニコニコ顔で記念写真に収まっていた。”何のことはない。和装振興が目的だといっても三人とも京都が選挙地盤の先生方だ。和服振興に名前を借りた選挙運動といわれても仕方がない。
女性の着物姿は華やいだ新年にはふさわしい。国会のご婦人方とて同じだが、時と場合があるのでは!。僕が末期高齢者になったのかもしれないが、今年の国会はおやめになったほうがよかったのではないかと思う。大震災から10か月経過したのに、まだ数万人の方々が仮設住宅暮らしだし、東電福島第一原発事故で故郷に戻れず避難している方々も沢山いる。
残念ながら日本伝統の着物は年々衰退し今では成人式とか卒業式だけぐらいしか見られなくなった。男性の紋付袴姿に至っては大相撲とか歌舞伎の世界にしかみられない。僕も昭和45年、札幌に転勤するまでは東京の自宅では着物を着ていた。この伝統ある和服を後世に伝え振興させたい気持ちはじゅうぶん理解できるが、政府は3月11日には国を挙げて大震災犠牲者追悼式を行うといっている。やはり、僕は着物姿の議員姿に国民との違和感を感じる。その姿ではなくその気持ちにである
新聞に”呉越同舟”という見出しで、民主党の前原政調会長と自民党の谷垣総裁が池坊保子公明党議員を中に挟んでニコニコ顔で記念写真に収まっていた。”何のことはない。和装振興が目的だといっても三人とも京都が選挙地盤の先生方だ。和服振興に名前を借りた選挙運動といわれても仕方がない。
女性の着物姿は華やいだ新年にはふさわしい。国会のご婦人方とて同じだが、時と場合があるのでは!。僕が末期高齢者になったのかもしれないが、今年の国会はおやめになったほうがよかったのではないかと思う。大震災から10か月経過したのに、まだ数万人の方々が仮設住宅暮らしだし、東電福島第一原発事故で故郷に戻れず避難している方々も沢山いる。
残念ながら日本伝統の着物は年々衰退し今では成人式とか卒業式だけぐらいしか見られなくなった。男性の紋付袴姿に至っては大相撲とか歌舞伎の世界にしかみられない。僕も昭和45年、札幌に転勤するまでは東京の自宅では着物を着ていた。この伝統ある和服を後世に伝え振興させたい気持ちはじゅうぶん理解できるが、政府は3月11日には国を挙げて大震災犠牲者追悼式を行うといっている。やはり、僕は着物姿の議員姿に国民との違和感を感じる。その姿ではなくその気持ちにである
着物を着るなというわけではなく、着る気持ちの問題です。仮設住宅で暮らす人々や原発事故による避難者を思えば、普通はしゃなりしゃなりと赤絨毯の上を歩く気持ちにはなれないと思うのですが。紋付袴は昔は礼服でしたが、果たして谷垣総裁はそう思って着たのかどうか。多分”遊び心”と選挙区を考えての”邪心”からでしょう。みっともないです。