NHKの朝のドラマ「ゲゲゲの女房」が今、作家水木しげるが戦争中兵隊でいたラバウル
の回想シーンを放送している。僕も老妻のご相伴で時々、このドラマを見ているが、戦争
中軍国少年だった僕らは軍歌「ラバウル小唄」「ラバウル海軍航空隊」を通じてラバウル
の名前をよく知っているが、僕はこの歌になにか哀愁を感じる。歌のメロディは勇ましい
のだが、子ども心に当時、戦争が必ずしも勝ち戦ではないことを読み取つていたからであ
ろうか。
ラバウルはパプアニューギニアのブリテン島にある島で、戦争中は軍歌にもあるように”銀
翼つらねて”一時はわが国の航空隊が大活躍した”南の最前線”だったが、戦局の悪化と
ともに、激戦地となり水木しげるも戦闘で片腕失っている。だが、一方では水木は、この地
をこよなく愛しているようで、人気作家になった後も本気でラバウルへの移住を考えたようだ。
水木の気持ちを僕は解るような気がする。僕はラバウルに出かけたことはないが、20年ほど
前、JICA(國際協力事業団)の技術研修でラバウルの研修員の面倒を1年間みたが、とても
ナイーブな人なつっこい人たちで、彼らが戦争中、日本軍が発行した新しい軍票をたくさん持
参したのを覚えており、なんとはなく申訳なく思った。
ラバウルには陸海あわせて9万人の日本軍が駐屯していたが、1994年、日本当時”花咲山”
と呼んでいた火山が大爆発して、日本軍が使用していた飛行場は火山灰に覆われ現在は使
わていないそうだ。しかし、日本軍の戦跡は一杯のこっており、観光資源として利用されてい
るとのこと。機会があれば昔の研修員とも再会したく出かけてみたい。
の回想シーンを放送している。僕も老妻のご相伴で時々、このドラマを見ているが、戦争
中軍国少年だった僕らは軍歌「ラバウル小唄」「ラバウル海軍航空隊」を通じてラバウル
の名前をよく知っているが、僕はこの歌になにか哀愁を感じる。歌のメロディは勇ましい
のだが、子ども心に当時、戦争が必ずしも勝ち戦ではないことを読み取つていたからであ
ろうか。
ラバウルはパプアニューギニアのブリテン島にある島で、戦争中は軍歌にもあるように”銀
翼つらねて”一時はわが国の航空隊が大活躍した”南の最前線”だったが、戦局の悪化と
ともに、激戦地となり水木しげるも戦闘で片腕失っている。だが、一方では水木は、この地
をこよなく愛しているようで、人気作家になった後も本気でラバウルへの移住を考えたようだ。
水木の気持ちを僕は解るような気がする。僕はラバウルに出かけたことはないが、20年ほど
前、JICA(國際協力事業団)の技術研修でラバウルの研修員の面倒を1年間みたが、とても
ナイーブな人なつっこい人たちで、彼らが戦争中、日本軍が発行した新しい軍票をたくさん持
参したのを覚えており、なんとはなく申訳なく思った。
ラバウルには陸海あわせて9万人の日本軍が駐屯していたが、1994年、日本当時”花咲山”
と呼んでいた火山が大爆発して、日本軍が使用していた飛行場は火山灰に覆われ現在は使
わていないそうだ。しかし、日本軍の戦跡は一杯のこっており、観光資源として利用されてい
るとのこと。機会があれば昔の研修員とも再会したく出かけてみたい。