今年はまさか猛暑のせいでもあるまい。これまで日本の社会ではありえなかった変な
事件が多い、大阪の母親の二児遺棄事件、東京・足立区の111歳のミイラ老人遺体発
見事件、そしてこれに触発されたのだろうか、100歳以上の所在不明の老人が杉並の
113歳の最高齢者を初め12名も出てきた。多分、もっと増えるだろう。
何が原因なもだろうか。やはり責任は地域自治体の怠慢である。朝日新聞の調査によれ
ば、東京23区のうち100歳以上の高齢者の確認が済んでいるのは、僅か6区にすぎない。
残りの17区は確認中か未確認である。信じられない。
自治体がこれほど確認に手をやいているのは「個人情報保護法」だという。お年寄りの安
全確認は民生委員の役割だが、この法律が壁になっていて、ボランティアの民生委員では
思う様に確認できないのだという。しかし、こういった大切な仕事を無給な民間人に任せる
のだろうか。
厚労省の調査によれば、全国の100歳以上の年寄りの数は4万人だという。全国的にみれば
それほど多い数とは僕には思えない。それなのに長妻厚労相は日本年金機構を通じて110歳
以上約100人についてのみ調査するのだという。ちょっと調べただけで老人が12人も所在不明
ということは大変な出来事だと思うのだが、110歳以上限定でよいのだろうか。
都会では核家族化が進み老人の独り暮らしが増え、隣り同士でも顔を知らないケースもあると
いう。昔、僕らが子どもだった時は「隣組」の歌ではないが”格子をあければ顔なじみ”だった。
「個人情報」の重要さもわかるが、お役人はもっと血の通う年寄りへの対応をしてもらいたい。
事件が多い、大阪の母親の二児遺棄事件、東京・足立区の111歳のミイラ老人遺体発
見事件、そしてこれに触発されたのだろうか、100歳以上の所在不明の老人が杉並の
113歳の最高齢者を初め12名も出てきた。多分、もっと増えるだろう。
何が原因なもだろうか。やはり責任は地域自治体の怠慢である。朝日新聞の調査によれ
ば、東京23区のうち100歳以上の高齢者の確認が済んでいるのは、僅か6区にすぎない。
残りの17区は確認中か未確認である。信じられない。
自治体がこれほど確認に手をやいているのは「個人情報保護法」だという。お年寄りの安
全確認は民生委員の役割だが、この法律が壁になっていて、ボランティアの民生委員では
思う様に確認できないのだという。しかし、こういった大切な仕事を無給な民間人に任せる
のだろうか。
厚労省の調査によれば、全国の100歳以上の年寄りの数は4万人だという。全国的にみれば
それほど多い数とは僕には思えない。それなのに長妻厚労相は日本年金機構を通じて110歳
以上約100人についてのみ調査するのだという。ちょっと調べただけで老人が12人も所在不明
ということは大変な出来事だと思うのだが、110歳以上限定でよいのだろうか。
都会では核家族化が進み老人の独り暮らしが増え、隣り同士でも顔を知らないケースもあると
いう。昔、僕らが子どもだった時は「隣組」の歌ではないが”格子をあければ顔なじみ”だった。
「個人情報」の重要さもわかるが、お役人はもっと血の通う年寄りへの対応をしてもらいたい。