老親が認知症で夜もウロウロ、風邪をひかせてはいけない、転んではいけない、と夜も介護をする私の神経は休まりません。
朝になってうっかり寝過ごすこともあります。
ヘルパーさんはあきれていらっしゃるだろうなあ、と自己嫌悪におちいることも多いです。
でも、ヘルパーさんが来られることによって、市場に買物に行ったり、外回りの掃除もできます。それよりも、こうした私の情けない気持ちがほぐれてきて、有難いことだと感謝しています。
私はもう進歩なんかない、その時その時の生活をして自分のことなんてできない、それにどんなに優しく丁寧に世話しても、わけのわからなくなった父にカンシャクを起こされ、叩いたり蹴ったりされて「出て行け!」と怒鳴られ、私の気持ちなどずっと後回し、どうしたらいいのかわからない、自分の至らなさにも愛想がつきることもあります。
一番つらいのは母がとっくに亡くなったことを忘れ、「どこに行った?」と聞くことです。母を失ったということは、何年たっても心が癒されず、ぐっと気持ちをこらえたまま、気持ちを押し殺して、今しなければいけない用事をすることで今まで紛らわせてきています。
母への思慕は何年たっても増えるばかり、でもその気持ちを出せば、もう何も出来なくなるように思うのです。
「竹馬の悪友」であるパンダ夫人もそうです。大切なご両親を亡くし、心のうちは痛いほどわかります。
ふたりとも、お互いの気持ちがわかりすぎているだけに、決して涙を見せません。
それがエチケットというか、精一杯の思いやりのように感じるのです。
「もう会えない、声もきけない」こんな悲しいことを毎日気持ちを押し殺しながら、私は父の介護を、パンダ夫人は猛烈に仕事に打ち込んでいます。
また、パンダ夫人はヨン様に、私はカップッチルリに・・・。
でもあの「ちりとてちん」これはコタエルのです。
どらえもんの「のび太」も「ちびまる子ちゃん」も母親が元気に活躍しています。
・・・しあわせなマンガも、少しコタエマス。
そして、母の日、もうこれは自分の至らなさをいっぱい感じて・・・そしてコラエル以外はありません。その日もカーネーションは赤です。
何もなくても、家族が揃って無邪気に笑えた日々は幸せでした。
今は私が懸命に家を支え、笑って暮らすことが大切です。そしていつも「今のしあわせ」を感じて暮していこう、と思っています。
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そして優しいヘルパーさんによって、介護を受ける父だけでなく、私も確実に心を癒されているのです。いつもいつも感謝しています。
朝になってうっかり寝過ごすこともあります。
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ヘルパーさんはあきれていらっしゃるだろうなあ、と自己嫌悪におちいることも多いです。
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でも、ヘルパーさんが来られることによって、市場に買物に行ったり、外回りの掃除もできます。それよりも、こうした私の情けない気持ちがほぐれてきて、有難いことだと感謝しています。
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私はもう進歩なんかない、その時その時の生活をして自分のことなんてできない、それにどんなに優しく丁寧に世話しても、わけのわからなくなった父にカンシャクを起こされ、叩いたり蹴ったりされて「出て行け!」と怒鳴られ、私の気持ちなどずっと後回し、どうしたらいいのかわからない、自分の至らなさにも愛想がつきることもあります。
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一番つらいのは母がとっくに亡くなったことを忘れ、「どこに行った?」と聞くことです。母を失ったということは、何年たっても心が癒されず、ぐっと気持ちをこらえたまま、気持ちを押し殺して、今しなければいけない用事をすることで今まで紛らわせてきています。
母への思慕は何年たっても増えるばかり、でもその気持ちを出せば、もう何も出来なくなるように思うのです。
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「竹馬の悪友」であるパンダ夫人もそうです。大切なご両親を亡くし、心のうちは痛いほどわかります。
ふたりとも、お互いの気持ちがわかりすぎているだけに、決して涙を見せません。
それがエチケットというか、精一杯の思いやりのように感じるのです。
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「もう会えない、声もきけない」こんな悲しいことを毎日気持ちを押し殺しながら、私は父の介護を、パンダ夫人は猛烈に仕事に打ち込んでいます。
また、パンダ夫人はヨン様に、私はカップッチルリに・・・。
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でもあの「ちりとてちん」これはコタエルのです。
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どらえもんの「のび太」も「ちびまる子ちゃん」も母親が元気に活躍しています。
・・・しあわせなマンガも、少しコタエマス。
そして、母の日、もうこれは自分の至らなさをいっぱい感じて・・・そしてコラエル以外はありません。その日もカーネーションは赤です。
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何もなくても、家族が揃って無邪気に笑えた日々は幸せでした。
今は私が懸命に家を支え、笑って暮らすことが大切です。そしていつも「今のしあわせ」を感じて暮していこう、と思っています。
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そして優しいヘルパーさんによって、介護を受ける父だけでなく、私も確実に心を癒されているのです。いつもいつも感謝しています。
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