ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

フランコ・コレッリ、メトロポリタンでヴェルディ「オテッロ」二重唱・マリオ・デル・モナコリサイタルより

2012年04月19日 | オペラ
Franco Corelli Otello Gi醇A nella notte densa..


ソプラノはポーランド出身のテレサ・ツィリス・ガラ。
クリーミーヴォイスの美声である。

コレッリは突然の引退の少し前のコンサート、ヴェルディ「オテッロ」はシェークスピアの<オセロー>のイタリア読みで、特別にドラマティックな強い声のテノーレによって歌われる。
デル・モナコがこの役を得意とし、コレッリはなぜかついに「オテッロ」を上演しなかった。
この声では十分に素晴らしいオテッロだったのに。
デル・モナコに敬意を表していたといわれるが、狂気のようなデル・モナコの激しさはコレッリにはみられない、しかし、この輝かしい声はなぜ「オテッロ」を避けたのかと残念に思う。

☆ マリオ・デル・モナコのコンサートから
  ヴェルディ「オテッロ」~私を恐れるものはいない(オテッロの死)
  Mario del Monaco "Niun mi tema" Otello


交通事故から再起したデル・モナコ、「入神の域」である。
動画はテレビからとったもの。この緊迫感はデル・モナコならでは。
音質は古くて画像ももうひとつだが、デル・モナコの素晴らしさを十分に伝えている。

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Jose Carreras "No puede ser" by Sorozabal

2012年04月19日 | 経済
Jose Carreras "No puede ser" by Sorozabal


ホセ・カレーラスの最も得意とする曲が二つ、
1、ソロザバル作曲「港の酒場女」~【そんなことはあり得ない】
2、チレア作曲「アルルの女」~【フェデリーコの嘆き・・・ありふれた話】  

これらはホセ・カレーラスの最高の歌唱と思う。
どちらも純情で一途な青年の歌で、彼の故国であるスペインのソロバザルの曲、そして秀逸なチレア、これはイタリア語で、師匠のディ・ステファノを思わせる言葉と音楽の妙、聴いていて心を引き裂かれるような想いがする。
スカレーラのピアノも素晴らしい。

カレーラスの声はよく通り、語りかけるような「詩情」が大変な魅力である。
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