Corelli-Di Stefano - "Voce e notte" Famous Author De Curtis
夕方、boseのパソコン用スピーカーが届いた。
そして今、この曲を聴いている。
酔うのにワインもいらない、声だけで酔ってしまうのだ。
曲はクルティスの作曲による「夜に歌う」、昔の彼女が他の人と結婚、その家の前で彼女を思うせつない男の歌である。
これ、ストーカー??? いえいえ、夜そっと彼女の家の前で嘆き悲しんでいるだけ・・・結構怖い・・・
いいえ、歌はそこまで考えないもの、ロマンティックと思って聴く。
イタリアのカンツオーネはもともと男の歌であり、女性に振られて嘆く歌詞が多い、
しかし歌い手の声は輝かしく、素晴らしい音楽にしてきた。
今夜は1950年代にデル・モナコと「天下二分」した抒情的なテノーレ、ジュゼッペ・ディ・ステファノと、1960年代に活躍したドラマティックで輝かしい声のフランコ・コレッリが同じ曲を歌って酔わせる。
まず、コレッリ、続いてディ・ステファノ。(ディ・ステファノはカレーラスの師匠)
コレッリは高貴、ディ・ステファノは甘く優しい声、タイプが違う。
ナポリ語で歌われており、ディ・ステファノはナポリ出身でお手のもの。
コレッリの歌はカンツオーネを歌っても高貴でヒロイック。 ではどうぞお聴き下さい。
【カルロ・ベルゴンツイ、コレッリを語る】
彼は沈黙のうちに、「ディーヴォ」として、82才でこの世を去った。それが彼の宿命だったのだ。
フランコ・コレッリは永遠に舞台を降りたが、幸運にも彼を生で聞くことの出来たすべての崇拝者の心の中では、生きている。
カルロ・ベルゴンツィのように、親しく接した同僚たちのことも忘れてはならない。
「最も偉大なテノールが亡くなった」とベルゴンツィは吐露した。「乗り越えがたい声の持ち主であり、洗練された潔癖な人物だった。現状に甘んじることができず、常に進歩しようとする、人々の模範となる人だった。よく互いにアドヴァイスし合ったものだ。彼はテクニックについて話し続けた。けして満足することなく、最大の努力を払っていたよ。
あの頃のオペラ界で、名を成すのは大変だった。多くの大歌手がいた時代だったからね。だが、コレッリの資質は、その中でも最高の部類に入っていた。
彼が引退を決めた時に、私は彼の家にあるスタジオを訪ねたのだが、彼は信じがたいくらいにやすやすと"誰も寝てはならぬ"を歌ってのけた。まるで小唄かなんぞを歌うかのようにね。そこで私は言ったものだ "なんで君はやめようとしているんだい?"」
4月21日のアクセス数 閲覧数:4,184PV
夕方、boseのパソコン用スピーカーが届いた。
そして今、この曲を聴いている。
酔うのにワインもいらない、声だけで酔ってしまうのだ。
曲はクルティスの作曲による「夜に歌う」、昔の彼女が他の人と結婚、その家の前で彼女を思うせつない男の歌である。
これ、ストーカー??? いえいえ、夜そっと彼女の家の前で嘆き悲しんでいるだけ・・・結構怖い・・・
いいえ、歌はそこまで考えないもの、ロマンティックと思って聴く。
イタリアのカンツオーネはもともと男の歌であり、女性に振られて嘆く歌詞が多い、
しかし歌い手の声は輝かしく、素晴らしい音楽にしてきた。
今夜は1950年代にデル・モナコと「天下二分」した抒情的なテノーレ、ジュゼッペ・ディ・ステファノと、1960年代に活躍したドラマティックで輝かしい声のフランコ・コレッリが同じ曲を歌って酔わせる。
まず、コレッリ、続いてディ・ステファノ。(ディ・ステファノはカレーラスの師匠)
コレッリは高貴、ディ・ステファノは甘く優しい声、タイプが違う。
ナポリ語で歌われており、ディ・ステファノはナポリ出身でお手のもの。
コレッリの歌はカンツオーネを歌っても高貴でヒロイック。 ではどうぞお聴き下さい。
【カルロ・ベルゴンツイ、コレッリを語る】
彼は沈黙のうちに、「ディーヴォ」として、82才でこの世を去った。それが彼の宿命だったのだ。
フランコ・コレッリは永遠に舞台を降りたが、幸運にも彼を生で聞くことの出来たすべての崇拝者の心の中では、生きている。
カルロ・ベルゴンツィのように、親しく接した同僚たちのことも忘れてはならない。
「最も偉大なテノールが亡くなった」とベルゴンツィは吐露した。「乗り越えがたい声の持ち主であり、洗練された潔癖な人物だった。現状に甘んじることができず、常に進歩しようとする、人々の模範となる人だった。よく互いにアドヴァイスし合ったものだ。彼はテクニックについて話し続けた。けして満足することなく、最大の努力を払っていたよ。
あの頃のオペラ界で、名を成すのは大変だった。多くの大歌手がいた時代だったからね。だが、コレッリの資質は、その中でも最高の部類に入っていた。
彼が引退を決めた時に、私は彼の家にあるスタジオを訪ねたのだが、彼は信じがたいくらいにやすやすと"誰も寝てはならぬ"を歌ってのけた。まるで小唄かなんぞを歌うかのようにね。そこで私は言ったものだ "なんで君はやめようとしているんだい?"」
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