政府、賢明な考えです。
政府 アサド政権の化学兵器「使用断定」を避ける
2013.9.2 23:11
シリアのアサド政権による化学兵器使用について、日本政府が断定を避ける姿勢に転じている。米国によるシリア攻撃が先送りとなり、焦って「支持」表明を行う必要がなくなった事情も影響している。平成15年のイラク戦争では米軍などの攻撃をいち早く支持したが、開戦の根拠となった大量破壊兵器が見つからなかった苦い記憶があり、当面は慎重に情報収集を進める構えだ。
「だれが使用したかは関係国と連携をとり、情報を収集、分析している」
菅(すが)義(よし)偉(ひで)官房長官は2日の記者会見で、政府としてアサド政権が使用したと結論づけたか問われ、即答を避けた。8月29日の会見では同じ質問に「具体的な情報もあるが、発言は控える」とアサド政権による使用を断定する情報を把握していることを示唆していた。ここへ来て発言をトーンダウンさせた形だ。
この問題ではケリー米国務長官が1日、アサド政権が神経ガスのサリンを使用したと明らかにしたばかり。にもかかわらず発言を後退させたのは、「イラクの例をみれば、政権側の使用を軽々に断定すれば禍根を残しかねない」(政府高官)との判断を強めているためだ。
自民党の石破茂幹事長は、米政府が軍事介入の承認を議会に求めていることを引き合いに「(米政府も)イラク攻撃のときの教訓があり、どのように支持を得るか時間を置いているのではないか」と指摘。政府高官も「直接情報を入手できない日本政府は1歩も2歩も米国の後ろを歩くべきだ」と語る。
シリア攻撃の成り行きが不透明となる中、政府内では今、「アサド政権に情勢悪化の責任」「シリアで化学兵器が使用された」と述べるにとどめることが統一見解となっている。
☆ 今までの報道では不安だったが、これで政府は賢明な考えを述べたと思う。
どちらが「化学兵器」を使用したのか、ハッキリしないし、シリアの政府軍と戦うのに外国勢力の援助を得て、民衆の中に
テロリストが潜んでいるという情報もあった。
オウムのサリン事件の時、村山内閣だったが、時の政府は破防法にすべきだったと思う。
化学兵器は絶対に許せない、それは大事なことである。
恐ろしいことだ。
フランスも揺れているそうだ。