ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

石井望長崎純心大学准教授の「南シナ海トークライブ」を聴きに行きました。

2016年09月22日 | 政治

★ 9月17日、九州の春日市における「石井望」長崎純心大学准教授の『南シナ海トークライブ』を聴きに行った。
「九州新幹線」に乗り、博多で降りて鹿児島本線に乗り換え「南福岡」で下車、駅前の予約していたビジネスホテルにチェックインしてノートや筆記具、そして石井先生のサイトのエントリ7種類をプリントアウトしたものをバッグに入れ次は各停の電車に乗って隣の駅「春日市」で下車。すぐ前の大きなビルが会場だった。

見回すとまだプリントを綴じる準備にあわただしい石井望先生、
すぐに石井先生とわかったが、準備してきた石井先生のサイトのプリント7種類に目を通して(自宅でも予習、新幹線内でもずっと読んでいたが)いた。

「トークライブ」の共演の方は「岸田芳郎」氏で『米国国立太平洋戦争博物館日本事務局』でご活躍、岸田氏はそこに「共産党に有利な内容にしてほしい」というとんでもない要望があり、http://www.sankei.com/west/news/150730/wst1507300055-n1.html彼らの外圧に対し、国に協力を求めながらやっているが資金面で不足。

岸田氏がアパの元谷氏に相談すると(岸田氏はアパの講演会に出演されていた。今、検索して発見!)
「そんなのは自力でするものだ」と言われ、細々と開発した「お米サイダー」「有機新茶」を売っているので協力してほしい、ということ。
私は「お米サイダー」一本だけ購入した。(会場には数本だけ売っていた。おみやげにしたかったが重いので無理。ビンはガラスだし。)

愉快なのは岸田氏が「お米サイダーにはお米が入っている」と力説なさったこと、おかしくて笑いをこらえた。
飲み方まで詳しくご説明頂いた。

これは宿泊先のホテルに帰ってから部屋の冷蔵庫で冷やして飲んだが、クリームソーダーのようで美味しかった。
ラベルにはこのように書かれていた。


【米サイダーは佐賀県唐津市で収穫されたおいしいコメを使用しています。】内容量は250ml、
小松飲料株式会社 ℡は0955-72-5118


では「トークライブ」を少しご紹介します。

岸田氏・・・「3月にワシントンDCに行った。そこに国際法の第一人者、ライクラ―氏がいる。
外務省を通して会ってきた。
国際法には「国」がない。当事者だけ。
考え方が同じ人が集まってああでもないこうでもない、という。
石井望先生の研究を国際法の専門家とタグを組んで動くべきと国に意見している。

石井先生が「ちょっと違う」と意見をはさまれる。
岸田氏は「いつも電話でケンカになる」と笑って、真剣なおふたりが微笑ましく感じる。


石井望先生・・・「岸田氏と議論していくべきか、歴史そのものの話をするべきか、どうしょうと迷ってしまう。
今回ライクラー弁護士はフィリピンの立場で弁護した。
ライクラー氏が「歴史戦をやろう」と言ったのは今回の判決のあとの話か。
判決は7月12日、原文を見て「歴史資料」はほとんどなくて報道によれば「歴史的根拠を裁判所は否定した」とある。
判決文を見ると「歴史では議論にならない」という歴史を無視したものだった。

フィリピンの歴史資料をライクラー氏は使用していない。
非常に失望した。

ただ一カ所だけ間接的に「モンゴル元朝」の時代、スカボロー礁の北緯を計測した、
それは「チャイナ側はモンゴル朝時代から経度を計測している」というのを却下、大変失望、批判する。

そこで岸田氏、「裁判は判例しかなかった。これにちょっとだけ『歴史のエキス』が出た。これがかなりの進歩ではないか。」
さらに「国際法はキリスト教の考えで作った。近代国際法はそのころに成立した」と話された。

石井先生・・・「国際法と歴史は別物、として扱っているような気がした。評論家はよく『歴史は関係ない』と言う。
そういう議論、チャイナの歴史はすべて嘘なので不要!!、歴史も法律もない。それがチャイナの現実。


『モンゴルについての嘘』・・・中華人民共和国は1949年にできた。日本は中華人民共和国の存在を認めている。
しかしそれ以外、元国でも明国でも清国でも、尖閣については全部ゼロ、歴史は全部嘘。
チャイナは『元史』記載の緯度計測地点がスカボロー礁だと大嘘を言ってるが、正しくはベトナムで計測したのである。
(ここは正確に書き直しました。)

チャイナの嘘【我々は古くから海洋技術があった】

岸田氏「石井先生の歴史をいれて再考したい。日本には国際法の専門家がいない。それが一番の問題だ。海自も尖閣に近付けなくなっている。政治的に曖昧な感じがする。ひとつひとつ潰していくのが大切。国際法もシュミレーションしておかなくてはならない。
チャイナが上陸したらどうするのか。戦略が先にたって嘘をベッタリはりつめている。」

石井先生「全部嘘なんだからあばいてやればいい。CNNの人たち、2000年前はアメリカはなかったというと黙った。」

岸田氏「現実にロビー活動がマスコミを左右する。慰安婦のキャンペーンをベタベタと貼る。しゃべりにくくしたり民進党は中国の謀略的な嘘をすすめるので怖い。」

石井先生自民党もそうだ!! 同じだ!! 」

岸田氏「みんな失望する。しかし熱意をもって国の為に動く人はいる。」

石井先生「歴史を護るという意識が国民に拡がらないといけない。単なる外交の問題では国民は遠慮する。
国柄を護るということを国民が支持しなくてはならない。」

岸田氏「国際法の専門家であるライクラー先生は一番手だが2、3番手がいない。」

石井先生「国際法では勝てない。歴史の出番だ。」


★ その他、多くの資料のプリントを頂きました。【・・・漢文と英語です】

以上のことを書くのに、私の理解範囲まででお許しください。
またこの講演会のyoutubeが期待されます。

ところで私は下記のyoutubeで予習のひとつとして拝見していました。
アジアの歴史として目が覚めるような内容でした。

【石井望】インド・チャイナ・日本・琉球・釣魚嶼 -文明圏からみる尖閣列島-

中共が宣伝している「尖閣諸島は明の時代から中国が支配していた」とするプロパガンダを、明国と清国の公文書をもって完全粉砕した長崎純心大學の石井望准教授に、ユーラシア大陸全体の「文明史」の視点から見た「インド文明圏」と、それに内包される「中華文明圏」の認識。その中から亜流として誕生した「中華思想」の虚構性と、それに依拠して「尖閣領有権」を主張する中共の主張の「根本的欺瞞」を指摘していただきます。(動画の解説)

もちろん石井先生の著書『尖閣反駁マニュアル百題』も購入しました。これは毎日読んでいます。
下記は2015年月刊誌『WILL』1月号に寄せられた加地伸行大阪大学名誉教授の書評です。


加地伸行氏、月刊「WiLL」2015年1月号で『尖閣反駁マニュアル百題』を紹介!
  いしゐのぞむ著『尖閣反駁マニュアル百題』(集広舎・福岡)」は、
極めて実証的であり説得力がある。


徳(性が)その任に称はざれば、その禍(わざわい)や必ず酷(はなはだ)し。
能(力が)その位に称はざれば、その禍や必ず大なり。
王符『潜夫論』忠喜位地位。

例えば、いしゐのぞむ著『尖閣反駁マニュアル百題』(集広舎・福岡)」は、極めて実証的であり説得力がある。
おそらく左筋の大学教員らは一つも反論できないであろう。優れた研究書である。


                       

ブログのティールーム


・・・お米サイダーです・・・

★ 往年の名テノーレ、マリオ・デル・モナコが歌うクルティス作曲「秋」・・・ナポリ語で歌われています。
WIKIではナポリ語を「ナポリ語話者が分布する圏内で意思疎通に問題が生じることは少ないが、ナポリ語話者と標準イタリア語話者のあいだでは意思疎通がうまくいかない場合がある。これは、中性名詞の存在や複数形の作り方の違いなど、標準イタリア語との間に文法上の明確かつ大きな差異があるためである。」と説明している。

「中性名詞」ですって? イタリア語・フランス語・スペイン語には男性名詞・女性名詞だけ。
ドイツ語は「中性名詞」があるがナポリ語にも中性名詞があるなんて・・・。ドイツ語とナポリ語には他には共通点はない。
私が聴く限りナポリ語はイタリア語として見当がつく。理論ではなく「だいたいこんなものだろう」として聴こえてくる。


Autunno - Mario Del Monaco


「秋」AUTUNNOはやはりマリオ・デル・モナコが素晴らしい。
(インファンティノからデル・モナコにyoutubeを変えました。)

コメント (4)
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