★ 次は三橋貴明氏のメールマガジンから
防衛白書が、北朝鮮の核について「小型化、弾頭化の可能性」と記載しました。
『北朝鮮「新たな段階の脅威」 防衛白書、認識厳しく』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS07H38_Y7A800C1MM0000/
小野寺五典防衛相は8日の閣議で、2017年版防衛白書を報告した。北朝鮮が進める核・ミサイル開発について「新たな段階の脅威となった」と明記し、脅威認識を昨年から一段上げた。7月の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を受けた長距離ミサイルの実用化や、核の小型化にも懸念を強調。軍事活動を活発化させる中国の動向にも警戒感を示した。(後略)』
白書では、7月4日に発射された北朝鮮のミサイルを、「大陸間弾道ミサイル(ICBM)」であると分析し、彼の国のミサイル技術について、
(1) 長射程化
(2) 同時に多数のミサイルを発射する飽和攻撃のために必要な正確性、運用能力向上
(3) 奇襲的な攻撃能力
(4) 発射形態の多様化
を挙げ、脅威を強調しています。
「小型化・弾頭化の実現に至っている可能性が考えられる」(防衛白書)
7月28日、米国防情報局(DIA)は北朝鮮の核・ミサイル技術について、
「北朝鮮がICBM級を含む弾道ミサイルで運搬する核弾頭を生産した」
見込みについて指摘。7月時点で、北朝鮮が保有する核爆弾を最大60発と推測しています。
これまでは、北朝鮮が核弾頭を小型化するには「数年」を必要とすると推測されていました。DIAの新たな分析では、核開発が予想以上のペースで進んでいる可能性が指摘されたのです。
DIAの新分析を報じたワシントンポスト紙は、北朝鮮の核・ミサイル技術について、
「来年後半には(技術獲得の)ハードルを越えると、多くの専門家は考えている」
と、書いています。
8月8日、アメリカのトランプ大統領は、
「北朝鮮はこれ以上、米国を脅さない方がいい。世界が目にしたことのないような火力と怒りに直面することになる」
と、発言しました。
もっとも、北朝鮮の核・ミサイル技術の進化は、我が国の安全保障に直結する問題です。我が国の政府が主導的に「国民を守る」ために、「行動」しなければならない段階なのです。
自民党の安全保障調査会は今年の3月29日時点で、北朝鮮の核・ミサイルの脅威に対抗するために、「敵基地反撃能力」の保有を政府に求める提言を提出しています。当時、安全保障調査会のトップを務めていたのが、現在の小野寺防衛大臣です。
ところが、安倍総理大臣は8月6日に、
「国民の生命と財産を守るため何をすべきか、常に現実をしっかりと踏まえながらさまざまな検討を行っていくべきだ」
と語りつつ、敵基地反撃能力について、
「現時点で具体的な検討を行う予定はない」
と、言い切ってしまっています。
防衛白書が北朝鮮の核について「小型化、弾頭化の可能性」を指摘している状況でありながら、敵基地反撃能力の検討はしない、と。
それでは、総理は一体全体、いかにして国民を北朝鮮の脅威から「守る」おつもりなのでしょうか。
「万全を期す」
を繰り返しているうちに、北朝鮮の技術が決定的な段階に進み、防衛面の安全保障が喪失する形で、我が国が「亡国」に至る光景しか想像できません。
日本政府が本気で国民を守るために「万全を期す」と主張するならば、最低でも敵基地反撃能力の議論を始めなければならないのです。
★ そして下記の文はメールマガジンで読みました。吉田繁治氏の文です。
主なところを抜き書きしました。私が同感とおもうところは赤い字で表しています。
反論を恐怖する体質
菅官房長官の記者会見でも、「追求」は記者クラブの自主規制で事実上、禁止です。安倍政権では、ジャーナリズムが自分で手足を縛っています。これも「反論を極度に嫌い、反論されると動揺して興奮し、攻撃的な言葉を使う」安倍首相の性格から来ています。
「高い支持率」という錯覚
内閣が、森友学園や加計学園への介入問題で、「木で鼻をくくったような答弁(強弁)」しかしなかった理由は、現実の支持率が下がる中、メディアのデスクを集めての定期会食の習慣を作った安倍首相自身が、「自分への支持率は高い」と思い込んでいたからです。
大勲位の中曽根元首相は、「最近の安倍君は、『まるで着ていないように感じる最高の布を作りました』と献上され、本当に裸になって王宮を歩いた王様になっている」と警告しています。
安倍首相は、基礎的な支持率は高いと判断し、「根拠を示さない完全否定でも、森友問題や加計問題を乗り切れる」と誤って判断したのです
「気が小さく、びくびくしやすい」安倍首相のマザコン的性格
もともと、安倍首相が「森友学園での自分の介入があれば辞任する」と、激昂して完全否定しなければ、現在のような大問題には拡大しませんでした。あれは失言だったのです。
http://www.mag2.com/p/money/260990/3
★ 以上の文は全文ではなく、私が共感するところだけのものです。もちろんこのメールマガジン(吉田繁治 氏)の文は全文をUPするには偏ったと思われるところもあり、このような形になったのですが、その中でも「正鵠を得ている」と思う部分についてUPしました。何もかもひっくるめて「安倍さん白紙委任」のほうが怖いからです。
★★ ところで安倍信者?の他に「ホシュ」と名乗る中でもコワイのがいます。
「保守」を名乗っていますが、実際は「手段を問わない利己主義と大言壮語」です。
それらに向けても厳しい眼が必要と思います。(ベッラ)
ブログのティールーム
久しぶりに甘い名曲を。何といってもフリッツ・ヴンダーリヒですね。
Fritz Wunderlich sings "Dein ist mein ganzes Herz"