尖閣へ向け中国漁船団が出航8/16(水) 20:11配信
沖縄県の尖閣諸島周辺へ向けて出港する、中国の大漁船団。
武装した漁師が乗っている可能性もあり、尖閣の海が、再び緊迫している。
爆竹を鳴らしながら、次々と港を出て行く船。
ここは、中国・福建省の漁港。
漁が解禁される日を迎え、港からは多くの漁船が出港している。
中には、尖閣諸島周辺に行く船もあるという。
副市長は「休漁期は終わりです。漁は全面解禁です」と話した。
日本時間の16日午後1時、中国政府は東シナ海での漁を解禁。
この港を拠点としている、およそ600隻の漁船のうち、およそ半分が、沖縄県の尖閣諸島周辺に向かうという。 港にいた人は、「釣魚(尖閣諸島)とフィリピンへ行くよ」、「(釣魚島など)遠いところへ行くと思います。最近は、近海の資源が減っているので」などと話した。
漁の解禁に合わせて行われたセレモニー。
黒い服を着た男女が、板のようなものを持ち、頭を下げる。
漁に向かう漁師たちの無事を祈って行われるものだという。
尖閣諸島周辺は、日本の領海の外なら、中国漁船による操業が認められている。
ところが、2016年は、200隻から300隻の中国漁船が押し寄せ、漁船とともに中国海警局の船も領海侵犯を繰り返す事態となり、当時の岸田外相が駐日中国大使を呼び、抗議した。
あれから、およそ1年。
2017年も、尖閣諸島周辺に向け出港した、中国漁船。
この映像を見た、東海大学の山田吉彦教授は「この船団はしっかりコントロールされた、統率した動きをとるものである。
後ろに見える指示船と思われる船には、日本製のかなり高精度のレーダーが積まれていることがわかる。
大きな規模の船団なので、滞在期間が長く取れる。中国の海域なんだということを定着させる思惑がある」と話した。
漁民によれば、距離や船の大きさに応じて、中国政府から補助金が出ていて、福建省から遠い尖閣諸島にも行きやすいという。
また、漁船には、「海上民兵」と呼ばれる武装した漁師が乗っていることがあるという。
漁民は「民兵か? いるよ。釣魚島(尖閣諸島)に行けば、あちこちにいるよ」と話した。
2017年も、民兵が乗った中国漁船や海警局の船が、日本の領海に侵入する可能性もある。
しかし、山田教授によれば、2017年は、中国側に日本への配慮も見られるという。
山田教授は「ことしは、日本の動向を見ながら日本がいったん落ち着く『終戦の日』以降、解禁になってきた。
北朝鮮情勢もあり、今、日中関係で必要以上に問題を起こそうという意図は感じられない」と話した。
7月にドイツで行われた日中首脳会談では、安倍首相は「上野動物園で生まれたパンダも、元気に育っています」と述べた。
安倍首相が、中国が唱える現代のシルクロード構想「一帯一路」への協力を表明するなど、冷え込んだ日中関係に雪解けのムードも出ている。
そんな中、解禁された尖閣諸島周辺での中国漁船による漁。
2017年も、領海侵犯が繰り返されることになるのか。
政府は、海上保安庁の巡視船などで、警戒を続けている。(以上)
★ チャイナと協定など期待するのが間違い、今、尖閣は「無人」である。
なぜ政府は尖閣を無人のままにしたのか、石井望長崎純心大学准教授は「憲法改正より前に尖閣に常駐を!」と主張してこられた。
山田教授はチャイナは日本への配慮もあると言われているが、チャイナに配慮など期待できない。
北朝鮮問題で大変な今こそチャンスとしているであろう。
石井望准教授は命がけで「尖閣」の歴史でチャイナの精華大学教授らを論破し、アメリカをはじめ、先日はジュネーブにおいて、沖縄の我那覇さんがスピーチする中国語通訳がデタラメなことを石井望准教授に指摘された。
(下記の新聞参照)
チャイナ船は今ややりたい放題、また過去の小笠原の海における大量のチャイナ船来襲で、小笠原の人たちが眠れぬ恐怖の日々を過ごしている「有事」の時も日本政府は島民を護るどころか、そのままにしていた。
首都である東京から近く、しかも東京都の一部であったにかかわらず、舛添都知事(当時)や安倍首相は現地にも行かなかった。
まるで見捨てているように思えた・・・。
石井望准教授が出した最新の監修本では「尖閣がとられると次は沖縄」と書かれていた。
四面楚歌の日本、今回再編した日本政府はどう出るのか、日本独自であたる気概がないのではないか。
チャイナは刻一刻、日本を狙ってきている。(ベッラ)
8月3日、石井望先生の監修本を購入しました。
★ 石井望先生の監修の本、書き手は石平さんだが本の緻密な内容は石井先生のもの。広く読んでもらえるようにという意図は、石井先生が自分のことよりももっと「広める」ことを優先した学者の気持ちが通じてくる。
都会の大書店にその本を探しに行ったが「売り切れ」といわれ、次の大書店に行ってもなかった。
それでガッカリして地元の書店に行くと2冊だけあった。
最初におふたりの「対談」を読んだ。
中国が反論できない 真実の尖閣史
石 平 (著), いしゐ のぞむ (監修) ¥ 1,512(税込)
著者について
石平(せき・へい)
1962年、四川省成都市生まれ。ʼ84年、北京大学哲学部を卒業後、四川大学哲学部講師を経て、ʼ88年に来日。ʼ95年、神戸大学大学院文化学研究科博士課程修了。2002年に『なぜ中国人は日本人を憎むのか』(PHP研究所)を発表、中国の反日感情の高まりを警告。以後、中国や日中関係の問題について、講演・執筆・テレビ出演などで精力的に活動している。2007年、日本国籍を取得。『なぜ中国から離れると日本はうまくいくのか』(PHP 新書)で第23回山本七平賞を受賞。著書に『なぜ中国人にはもう1%も未来がないのか』『習近平にはなぜもう100%未来がないのか』(徳間書店)、『これから始まる中国の本当の悪夢』(黄文雄との共著、徳間書店)、『暴走を始めた中国2億6000万人の現代流民』(講談社)、『韓民族こそ歴史の加害者である』(飛鳥新社) 、『朝鮮半島はなぜいつも地獄が繰り返されるのか』(徳間書店)など多数
いしゐ のぞむ
戸籍名、石井望。長崎純心大学比較文化学科准教授、漢文学専攻。1966年、東京生まれ。
ʼ89年、京都大学中国語学中国文学科卒業。ʼ00年、同研究科博士課程学修退学。ʼ01年、長崎総合科学大学講師。ʼ08年、長崎純心大学講師。ʼ09年より現職。笹川平和財団島嶼資料センター調査委員。ʼ16年度内閣官房委託沖縄平和協力センター尖閣資料調査事業特別研究員。論文「詞曲定調」(ʼ07年『淡江中文學報』)、「沈約創定紐位高下説」(ʼ06年『輔仁国文学報』)など
登録情報
単行本(ソフトカバー): 230ページ
出版社: 扶桑社 (2017/8/2)
言語: 日本語
ISBN-10: 4594077730
ISBN-13: 978-4594077730
発売日: 2017/8/2
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