ベッラのブログ   soprano lirico spinto Bella Cantabile  ♪ ♫

時事問題を中心にブログを書く日々です。
イタリアオペラのソプラノで趣味は読書(歴女のハシクレ)です。日本が大好き。

トスカニーニ指揮ワーグナー「ローエングリン」第3幕への前奏曲

2011年08月15日 | オペラ
Lohengrin: Prelude Act III -- Arturo Toscanini/NBC Symph


昨日、少し見て驚いたバイロイト音楽祭のワーグナー「ローエングリン」で、ピンク色のウサギのぬいぐるみを着たコーラスがずらっと並んでいた、あの異様さ、あれを忘れたいと思って・・・今日は大指揮者のトスカニーニの振るワーグナー「ローエングリン」第3幕への前奏曲の動画を見た。

これぞ硬派、トスカニーニ、にこりともしない表情だが、その音楽の雄々しいこと。
フローラはな様がヴェルディ「運命の力」序曲を振るトスカニーニを「今の指揮者が子供みたいに見える」と感想を述べられていたが、私も同感である。

輝かしいカンタービレに「これ、ヴェルディの曲みたい」と言われてきたけれど、イタリア人指揮者のもつ強靭なフレージングは、ヴェルディの毅然たる潔さをワーグナーにも、持ち込んでいるようだが、ワーグナー自身がイタリアの音楽に憧れていたし、かえっていいのではないか、とまで思った。

☆ 有名な笑い話がある。「ピアノの家庭教師募集」という広告を見て、ある音大生がアルバイトに、とその家を訪ねると、小さな女の子を囲んでニコニコした老人と父親が「ようこそ」と迎えた。
その音大生は気絶しそうになった、そしてそのまま立ち尽くした・・・。
その老人は大指揮者のトスカニーニであり、父親は天才ピアニストのホロヴィッツだったのだ。
ロシア革命から亡命したホロヴィッツを助け、トスカニーニはすっかり気に入って自分の娘と結婚させた。義理の親子関係だったのであるが・・・その音大生は「ピアノの家庭教師」をオーケーしたのかどうかはわからない。(爆笑)

 この曲をフローラはなさまに捧げます

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2 コメント

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トスカニーニローエングリン (isankla)
2011-10-08 23:40:55
50年前高校のとき聞いて以来SPレコードでも長年求めていたトスカニーニの前奏曲です。雄渾な指揮を画像も一緒に聞けて感激です。ありがとう!!
返信する
雄渾!!そうです、それがトスカニーニ! (isanklaさまへ   ベッラ)
2011-10-08 23:53:45
悲惨な時代を雄々しく生き抜いたトスカニーニ、音楽の英雄です。
私も大好きです。
他にも「運命の力」「アイーダ」の演奏もあります。こちらこそありがとうございます。
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