【美の世界・国のかたち#31】高辻知義、ベルリン・ドイツ・オペラと日本[桜H29/2/4]
「ヴァーグナー研究の第一人者」東京大学名誉教授の教授の高辻友義氏と小川栄太郎氏の対談。
★ 高辻氏の本はヴァーグナーのオペラ「ニュルンベルグのマイスタージンガー」の脚本や「フルトヴェングラーかカラヤンか」を読んでいる。(個人的にはあまり好きではない本・・・ごめんなさい)
しかし、「マイスタージンガー」の和訳では、絶対にわからせなければならないところ、敵役ベックメッサーの面白いとっぴな歌のもうひとつの意味を注釈してほしかった。でないとただ変な歌詞としか思えないだろう。
「ベルリンドイツオペラ」は1963年に日生劇場こけらおとしで朝日新聞が呼び、ベートーヴェン「フィデリオ」など、ドイツきっての名歌手クリスタ・ルートヴィヒやフイッシャ―・ディースカウが大好評であったときく。
この同じ年にイタリア・オペラでステッラやシミオナート、バスティアニー二がヴェルディ「トロヴァトーレ」を東京文化会館で声の饗宴を繰り広げ、イタリアとドイツの対照的なオペラを同じころに聴かせたのは、戦後日本の復興がかなりなされ、翌年は東京オリンピック、
日本が勢いづいた時だった。
私はこの頃の動画を検索して聴いたが、当時の日本は欧米も驚く大復興だったのだろう。
高辻氏のお話はとりたててどうということはないが、当時の思い出話である。
当時のベルリン・ドイツ・オペラの通訳は高辻氏、イタリアオペラの通訳は音楽界大先輩のGさま、
当時のGさまは大学の3年生だったという。
それにしてもチャンネル桜、予想もしない動画だった。(以上、ベッラ)
ブログのティールーム
1963年のドイツオペラとイタリアオペラの日本公演から貴重なyoutube.
ベルリン・ドイツ・オペラ初来日・・・ベートーヴェン「フィデリオ」~悪者よ、どこに急ぐのか!!
政治犯として捕らわれの夫であるフロレスタン奪還を男装して実行する。
クリスタ・ルートヴィヒが歌うレオノーレ
Christa Ludwig - Fidelio - Abscheulicher...Komm Hoffnung
同年、イタリア・オペラ公演、プッチーニ「西部の娘」より
マリア・カラスが衰えた後、スカラを背負ってたつソプラノ、アントニエッタ・ステッラが歌うミニー
悪徳保安官ラーンスから恋人を護る為、何とカードで勝負する。負けそうになるのでイカサマでやっと勝つのだったが。
Antonietta Stella sings Fanciulla (vaimusic.com)
また、チャリティーコンサートでは「トスカ」~歌に生き愛に生き
ステッラのドラマティックな声と絶妙な美しいピアニッシモは「天使」のように思った。
Antonietta Stella. Visi d´arte. Tosca. G. Puccini.
・・・プリマドンナのアントニエッタ・ステッラと当時の通訳のGさま(当時大学3年生だったとか)
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