今回は「特別記事」です。次回からもとの政治記事に戻る予定です。
★ 大戦後、ドイツからソ連に奪われた名演奏、戦中のヴァーグナー「トリスタンとイゾルデ」より
フルトヴェングラー名演・ワーグナー 「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死〜1942年11月ベルリンフィル 解説:徳岡直樹氏
★ これはなかなか今までハッキリ解説されなかった貴重な資料の名解説です。
ベルリン陥落・絶望と覚悟のブラームス(1945年1月23日のフルトヴェングラー)徳岡直樹氏
キルステン・フラグスタートとマックス・ローレンツ、20世紀最大のヴァーグナー歌手(写真)
ブログ主より・・・ ナチス政権の時代にバイロイトで全盛期を迎え、今に残る素晴らしい演奏を繰り広げた指揮者のフルトヴェングラー、ヘルデン(英雄)テノールのマックス・ローレンツ、そして「神のようなフラグスタート」と称賛されたフラグスタートの3人の音楽家は、戦中にヒトラーがバイロイトに来てオペラを熱心に聴いたことで、誤解されて欧米では仕事がなく、そんな時に手を差し伸べたのがミラノのスカラでした。
イタリアオペラの総本山はヴェルディのオペラを頂点として輝く存在でした。
そこにヴァーグナーのオペラで、その指揮者フルトヴェングラー、ヴァーグナーを歌って右に出る者がいないローレンツとフラグスタート、夢のような取り合わせでした。
スカラの聴衆は「素晴らしい演奏」を期待し、それは今に語られる名演となったのです。
不世出のヘルデン・テノール、マックス・ローレンツが歌うヴァーグナー「トリスタンとイゾルデ」・・・英雄トリスタンは美しい姫イゾルデを尊敬する叔父のマルケ王の花嫁にするべく迎えにいくが、実はお互いに惹かれあっていたふたり、許されざる恋は? 苦しむ騎士トリスタン。
Max Lorenz sings 'Mein Kurwenal, du trauter Freund!' from Richard Wagner's 'Tristan und Isolde'
そして「神のようなフラグスタート」と絶賛されたソプラノのキルステン・フラグスタートが歌うヴァーグナー「神々のたそがれ」~ブリュンヒルデの自己犠牲
Kirsten Flagstad: Wagner Götterdämmerung, 'Brunhilde's Immolation'
★ ミラノスカラのサイトから上演の記事と当時の」ポスターを発見しました。
入場料金もあります。立見席は安いですね~。コーヒー代くらい?
ヴァーグナーのオペラもイタリア語で書かれていて変な感じ・・・