その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

らくごカフェに行ってみた @神保町

2023-08-16 08:40:05 | 落語

以前から一度訪れてみたかった神保町のらくごCaféに行ってみた。

神保町の交差点の南西側から徒歩1分の神田古書センタ5階(いわゆる雑居ビル)で開催されている。

開始30分前にビルに着いたら1階からの階段にずいぶんの人が並んでいたので、「この行列が5階まで続いているのか!」と思ったら、2階に入っている人気カレー店ボンディの行列だった。5階の会場に入ると、小学校の教室の1/3ぐらいの広さのところにパイプ椅子が30席ほどぎっしりと詰まった独特の空間。超、密で下北沢の小劇場を思い起こさせる。前から3列目(全部で5-6列)に陣取ったが、高座が手に届くようなところにある。ホール落語では味わえない臨場感だ。

この日は「三三と若手」というテーマで、柳家三三師匠と春風亭三朝さんと柳家勧之助さんが登場。若手と言っても2人も立派な真打である。

勧之助さんと三朝さんは初めてお目にかかります。勧之助さんは「寝床」。話は「どらえもん」のジャイアンのワンマンショーの江戸版だが、旦那と聴き手のやりとりが絶妙。三朝さんはまくらからマシンガントークが圧倒的。演目の「妾馬」は前半部分はYoutubeで聴いたことあるが、後半も入った話は初めて新鮮だった。

後半、三三さんは何度か聴いていて、その歯切れのよい話しぶりが好み。三三さんの「星野屋」も実演は確か2回目。お花の演じが、したたかで、色っぽくッて、可愛くある。ちょっとした目の泳ぎや表情がつぶさに読み取れるこの会場ならではの面白みも多い。

ここは結構、癖になるかも。

 

2023年8月10日

◆三三と若手

出演:柳家三三・春風亭三朝・柳家勧之助
開場:1​3時半 開演:14時 
料金:予約・当日:3000円(1ドリンク付)

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春風亭一之輔のドッサリまわるぜ2023 @調布くすのきホール

2023-06-10 07:58:59 | 落語

今年で11年目を迎えるという一之輔さんの全国ツアー。東京西部では6月調布、8月に立川で公演があるとのことで、早速、調布公演に行ってきました。

笑点はほぼ毎週拝見していますが、ナマ一之輔さんは2回目。開演時間になると、ツアーのオリジナルTシャツ姿で登場し、まずは会場とのトークで、場を和ませます。

続いては妹弟子の春風亭一花。演目は「お菊の皿」。二つ目の方ですが、歯切れの良い話っぷり。幽霊お菊の表情もとっても豊か。楽しめました。

一之輔さんは、前半は「つる」と「くしゃみ講釈」、そして仲入後は「茶の湯」。発声の切れはもちろんのこと、古典に適度の現代時事ネタも交えた話の展開や想像力を刺激する動作や表情が抜群です。

とりわけ、くしゃみをこらえながら芸を続けるの講釈師や隠居の茶と羊羹を味わう隠居さんのお友達の表情が芸の極み。笑い涙が目に沁みて目が痛い。

あっという間に2時間が過ぎてしまいました。独演会には、寄席や3人会とは違った、その噺家さんの個性が出ますね。こんなに笑ったのはゴールデンウィーク時に行った寄席以来。笑っているだけなのですが、終わってみると結構笑い疲れてます。

まだ落語入門者なので、なるべく機会を見つけて、色々聞こうと思っています。

2023年6月9日

 

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寄席最高! @浅草演芸ホール

2023-05-14 07:35:13 | 落語

ゴールデンウイークに浅草演芸ホールに落語鑑賞に行きました。地元のホールで開催されるホール落語にはちょくちょく足を運ぶのですが、寄席は数十年ぶり。

いや~、楽しかったですね。お昼の部の途中から夜の部の途中までまるまる5時間、たっぷり笑いました。一人15分枠で入れ代わり立ち代わり芸人が変わりますから、集中力が途切れません。また、3~4人の落語のあとには、紙切りや漫才などが入りますから、それはそれでちょっとした気分転換にもなります。

この日は、林家時蔵、三遊亭白鳥、柳家三三、林家正蔵、古今亭菊之丞、林家木久蔵、林家木久扇などなど、私も聞いたことある、知っている落語さん達が多数出演し、夫々の個性を楽しみました。新しい落語さんとの出会いもあり、カタログ的に一度に多数の芸風にぐれることができるのは寄席の楽しみですね。

ゴールデンウィーク真っ只中ということもあり、会場は立ち見も多数で満員御礼状態。芸人さん達も、コロナで苦しい時期を振り返ってはネタにして、とっても嬉しそうでありました。私もこんな密なホールで、もうコロナ本当に大丈夫と言えるのか、と少々不安ではありましたが、こうした興行は満員の熱気に勝るものなしと得心。

17:00過ぎにホールを出て、せっかく浅草まで来たのだから仲見世や浅草寺にも寄っていこうかと思いきや、周囲は観光客らで凄い人出。完全にコロナ前に戻った感じです。人に酔ってしまうと、後に差し支えますので、この日は演芸ホールの一本勝負で留めました。



2023年5月4日

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気になる三人会 喬太郎・白酒・一之輔

2022-05-20 05:25:47 | 落語

2022年5月19日 落語会

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NHK「噺(はなし)家 柳家小三治 コロナ禍と戦う男」

2021-08-07 10:33:15 | 落語



6月に放映されて録画したままになっていた小三治師匠のドキュメンタリーを見る。落語界3人目の人間国宝にして、81歳の今なお、高座に上がる。コロナ禍での師匠の生き様がレポートされた見どころ一杯の力作だった。

師匠の落語は、この6月に近隣の市民会館での独演会があったので、初めて生で聴いた。マクラが長くて面白い。前半はまくらだけで40分以上話し続けた。演目は「長短」と「粗忽長屋」。登場人物の演じ分け方が絶妙で、目の前で二人がいるようだ。前列2列目で、師匠がにこっと笑うときの視線が、自分に向けられているような気にさせてくれる良席だったこともあり、その表情の豊かさにも魅了された。2時間、ひとり座って、話し、聴衆を引きつけ続け、楽しい、幸せな気持ちにさせてくれる。落語家って、凄いと思った。

番組では、師匠が、コロナが猛威を振う中、日本列島を仙台、東京、京都、熊本と縦横に訪れ、演じる姿が放映された。リューマチを患った81歳の体には移動だけでも大儀な様子だが、師匠の落語に賭ける思いが痛いほど伝わってくる。いつまでも元気で、演じ続けて欲しい。

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三人会: 小遊三、昇太、一之輔

2021-07-15 07:16:07 | 落語

落語会

 

 

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柳家小三治 夏の会 独演会

2021-06-05 07:53:42 | 落語

小三治師匠の落語を初めて生で聴いた。

マクラが長くて面白い。前半はまくらだけで40分以上話し続けた。

演目は「長短」と「粗忽長屋」。登場人物の演じ分け方が絶妙で、目の前で二人がいるようだ。前列2列目で、師匠がにこっと笑うときの視線が、自分に向けられているような気にさせてくれる良席だったこともあり、その表情の豊かさにも魅了された。

2時間、ひとり座って、話し、聴衆を引きつけ続け、楽しい、幸せな気持ちにさせてくれる。落語家って、凄いと思った。

 

柳家三之助 金の大黒
柳家小三治 長短
柳家小三治 粗忽長屋
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三人会:萬橘、喬太郎、三三

2021-01-20 19:47:19 | 落語

落語会

 

 

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