その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

ロンドンマラソン応援記

2011-04-17 21:20:21 | ロンドン日記(イベント、観光、スポーツ)
先週はパリで沢山の人に応援してもらい、背中を押してもらったので、今日は自分が背中を押す番と思い、春のロンドン風物詩であるロンドンマラソンに応援に行った。もともとは、同僚が走る筈だったのだけど、練習のしすぎで腰を痛め、今回は残念ながら棄権(出場権は来年に持ち越せるらしい)。

過去2回はもっとも絵になるし、往路と復路の両方が楽しめるタワーブリッジ付近に陣取ったが、今日はもっとゴール近くの地下鉄エンバンクメント駅の駅前、丁度40キロ地点に陣取った。10時半には到着したが既に通りは待つ人で一杯。なんとか、少しの隙間を詰めてもらって、前列に入れてもらった。



いつも通り、車椅子部門の人達が最初に通過。それから女子の招待選手、男子の招待選手が時間をおいて通過する。女子招待選手は赤羽選手がパンフにも載っていたので、近くに来た際に大声で「赤羽、頑張れ!」と声をかけてみた。それ以外の日本選手は知らなかったのだが、その後も藤永選手、野尻選手と上位で続いた。男子は日本選手はいたのかもしれないが、分からなかった。

(ガンバレ!赤羽)


こうした招待選手のランナーは見ていて、本当に姿が美しい。一瞬で通り過ぎるものの、見とれてしまう。すごく自然なのだ。走るということは人間の本能に根ざした活動なのだろうと思うのである。例えは適切ではないだろうし、失礼かもしれないが、競走馬がレースで走る美しさと共通するものがある。

(先頭で通過したアフリカの選手)


そして、いつも思うことだが、ロンドンマラソンの主役はやっぱり市民ランナーだ。タイム3時間過ぎぐらいから続々と市民ランナーが登場し、沿道は大いに盛り上がる。仮装をしながら3時間そこそこで40キロ地点を通過するツワモノも居る。時間が経過するにつれて、どんどん増えるランナーに比例して、応援も盛り上がる。自分も先週走ったばっかりなので、この地点がどんなに辛いかも痛いほど分かる。"Come on, Paul!”とか、ユニホームに書いてある名前を呼んで、応援した。それにしても、人がただただ一生懸命走っているのを観ているのが、何故こんなに心を躍らせ、感動させるのだろう。自分でも不思議だった。

(以下、40キロタイム。2時間37分!)


(2時間43分)


(2時間47分)


(3時間26分・・・それでも自分よりずっと早い!)


(3時間40分)




残念だったのは、あんまり日本人のランナーを見かけなかったこと。ブルーのタンクトップを着たかなり速い人が2人程居たほかは、徳島大学のユニホームを着た人、大きな寄せ書き入りの日の丸を体に巻きつけて走っている人、そのほか数人しか日本人と確定できる人はいなかった。その都度「ガンバレ、ニッポン」と大きく叫んだが、もっと沢山いると思ったので少し残念。

先週の情けない走りで、かなりへこんでいたのだが、また走りたくなって来た。





2011年4月17日

(参考)
 ※ 2009年の観戦記→
 ※ 2010年の観戦記→
コメント
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