その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

とある職場の風景 Japan Tsunami Appeal Charity Event

2011-04-19 22:30:38 | ロンドン日記 (日常)
人事や総務担当のイギリス人社員たちが、地震・津波の被害にあった日本のために、素晴らしい社内チャリティイベントを企画してくれました。

そのイベントは、終業後、職場近くのパブの大部屋を借り切って行なわれました。事前に10人用丸テーブル10卓が、各テーブル50ポンドで売りにでます。そして、テーブルを買った人は1席5ポンドで自分のテーブルの参加者を募ります。最初この企画を聞いた際は、200名強のこの職場で100名もの人が集まるのかなあ?と少し、半信半疑でしたが、当日行ってみたら、見事に一杯になっていたのには驚きました。

パーティーの内容は、冒頭に地震・津波被害の報告、本会の目的などの説明があったあとは、各自、パブのカウンターで購入したビールを飲みながら、テーブル対抗のクイズ大会、Rafflesと呼ばれるくじなどをやって、大いに盛り上がります。

チャリティイベントなので、いろんなところにお金を集める工夫が施されています。くじは、日本の宝くじ同様に1枚1ポンドで番号のついた札を購入します。くじの賞品は、日頃お付き合いのあるパートナー会社などから募った景品が提供されます。スポーツクラブの3ヶ月無料利用券、某レストランのお食事券、プレイステーション、イングランド対スイスのサッカーの試合などなど、結構身近で欲しいものです。また、くじだけでなく提供された景品は一部、オークションにもかけられたりします。そして、集めたお金を、赤十字等に寄付するという仕組みです。

6月のサマーパーティ、冬のクリスマスパーティ以外、なかなかこれだけの規模の社員が一堂に会してワイワイ騒ぐ機会はあまりありません。なので、社内コミュニケーション促進としてのイベントとしても、良くできています。3時間みっちり、テーマは真面目ですが、大いに楽しみました。

今回の企画は、別に業務上の指示があったわけでも、日本人社員が働きかけたのでもありません。ナショナルスタッフによる、まさにボランティア企画でした。業務でもないのに、ここまでの大掛かりなイベントを企画・運営する彼らのチャリティマインドに心から頭が下がった次第です。

ありがとうございました!
コメント (2)
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