その後の『ロンドン テムズ川便り』

ことの起こりはロンドン滞在記。帰国後の今は音楽、美術、本、旅行などについての個人的覚書。Since 2008

大谷資料館って知ってますか? @宇都宮

2018-01-25 07:30:00 | 旅行 日本
 餃子を食した後は、連れられるままにバスに30分ほど乗って次なる目的地へ。大谷資料館なるところに到着しました。バス停降りて、てくてく歩くと不思議な岩場に囲まれた空間に入り、その先に大谷資料館と書かれたプレハブ建物のようなものが出現。


《一体ここは何なのか?》

 一体、ここはどういうところなのか?全く首を傾げたまま、建物の中に入ると、確かに小学校の教室半分ぐらいの大きさの資料室があったのですが、どうも見せ場はここではないらしく、受付から地下に抜ける階段がありました。その階段の入口に立って、びっくり。


《第一印象は「デカ」》

 その地下には、想像もしなかったような巨大な空間が広がっていました。とにかく深く広く掘ってあります。いったい誰が、何のためにこんな巨大洞穴を掘ったのかといかぶしきながら、中に入っていくと、連れてくれ来た人が「昔は石(岩)切り場だったところ」とやっと教えてくれました。後から読んだパンフレットには野球場一つがまるまる入ると書いてありましたが、感覚的にはもっと広い。まさに「インディー・ジョーンズ」などのハリウッド映画に出てきそうなエジプトやチベットの巨大地下神殿のようでもあります。


《地底に降りてきた》


《昔はこんな風に石を切っていたそうです》

 まったく日本離れした光景で、海外にいるような気分。こんなサプライズな観光地なのに、今まで名前すら知らなかったのとはどういうことなのでしょうか。いずれにせよ、私のアンテナが低いのか、このアトラクションのマーケティングが悪いのかどちらかです。


《地上の光が眩しい》

 中はライトアップがしてあったり、假屋崎省吾さんがデザインした工芸物がおいてあったりしました。いろんなイベントでも使われているらしく、TV、映画撮影を初め、コンサート、会社のレセプション、地下結婚式などが行われたりするようです。もしかしたら、テレビでは見ていたのかも知れません。


《假屋崎省吾さん作》

 外も寒かったので、内外の寒暖差はあまり感じませんでしたが、通常5-7℃とのこと。夏は涼しそうです。一通り見学して、資料館の中に戻って来て、資料館の資料を暫し見学。今でこそ電動石きり機が導入されているようですが、昔はまさに手動での発掘作業。昔使われていた道具とかも展示されてます。


《こちらは文字通りの資料館》

 是非、一度は訪れてみてください。かなりレアで、面白体験ができますよ。


《外にはちょっとお洒落なカフェ兼土産物屋さんがあります》
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする